8月6日のヒロシマ原爆記念日から長崎、15日の終戦記念日までに各地での行事やテレビ放送など各方面で終戦特集や〇〇のしずさんとかガタルカナル戦闘云々などなど「戦争という悲惨な行為を繰り返さない・風化させない」ことに重点をおいた宣伝、心情誘導、プロパガンダ?が今年も繰り広げられました。
戦争ということに対する我が国の国民への啓蒙は小・中・高等学校などで教えているほかはごく僅かのように見受けられます。
敗戦後の日本教育は、政府や日教組や諸外国の意図によるものかもしれませんが 大東亜戦争を第二次世界大戦や太平洋戦争という名称で呼び、
戦争は悲惨さのみを強調して「悲惨なもの」「非人道的なもの」「二度と繰り返してはならないもの」として、戦争被災者や戦地に赴いて帰国した元兵士などの話も語り継がせて「風化させてはならない」と、もの心や善悪の区別のつかない年代から長年にわたって日本人の頭に刷り込んでいます。
白人による帝国主義・植民地主義のアジア侵略に有色人種として初めて対抗した大東亜戦争も既に半世紀以上前の出来事で現代には当て嵌まらない事柄が多くなっています。
本当に 戦争を避けるために「勉強すべき戦争」は、その後に数多く発生し、平和を維持するために本当に大事な教訓が得られる戦争がいくつもあります。
ベトナム戦争、イラク戦争、フォークランド戦争なども当然ですが他にも
1978年 アフガニスタン紛争
1948年 ミャンマー内戦
1991年 ソマリア内戦
2003年 スーダン・ダルフール紛争
2011年 シリア内戦
2011年 南スーダン内戦
2011年 イエメン内戦
2014年 ウクライナ紛争
2020年 ティグレ紛争
2022年 ロシアのウクライナ侵略戦争
- クルド人とトルコ人の紛争
- ナゴルノ・カラバフ紛争
- イトゥリ紛争
- マグレブの反乱
などなど、世界では日常的に戦争という「殺し合い」が発生しています。
その他にも挙げきれないほどの戦争が発生しています。
※現在世界で、現在も進行中の戦地の地図
日本国憲法前文でいうところの
【平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会】
🔶平和を愛する諸国民の公正と信義
🔶平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を
地上から除去しようと努めている国際社会
など、何処にあるのでしょうか? ロシア? 中国? 北朝鮮?にあるのでしょうか。
日本国民が有事の際に頼りにしているであろう国連。ロシアと中国が常任安全保障理事国として拒否権を持つ国連が機能しているとお思いなのでしょうか?
最近 教訓を得られる戦争は数余多にあるのに いつまでも半世紀以上を経過した現代では発生する可能性の低い状況を想起させて戦争は怖い・イヤだと思い込ませているのでしょうか?
そろそろ世界の戦争現況を学校で学ばせる、社会人にも啓蒙する時期にきている気がします。
この第二次世界大戦とよばれている戦いなどは世界の戦争史上ではホンの一部であって、我が国が77年間にわたって戦争の無い平和な状態を保って来たからこその感覚のズレでしょう。
世界の常識では「平和というものは、戦争と戦争の合間の僅かな期間だけ訪れるもの」とされているそうですが 世界広しといえども地球上では77年ものあいだ戦争や内戦を経験しなかった国は殆ど存在していません。
好戦国家に囲まれている我が国こそ
世界の戦争状況を教材として、我が国が戦争をしない、仕掛けられない、国民が悲惨な思いをしないため 「そのためには何が必要か」を子供世代から学ばせる必要があるのかもしれません。
現実に目を背けているだけでは、全く意味が無い。
起こさなくても 起こされる事が有るという事を しっかり認識し、
起こされない為には、どうするかを 議論しなければ・・・
その議論さえも 出来ない国になってしまっているという恐怖を感じますね。。。
嫌な戦争を起こされない、侵略されるリスクを下げる為には、どうするかを勉強すること
が大事であると思いますね。
確かに古きを温めて新しきを知るのも大事なのですが平和を叫ぶ前に「絶対に、二度と戦争にならないために」何をどうすれば良いかを学ぶ最新の教材がゴロゴロしています。