東京都 モノ造りの街 大田区蒲田・糀谷界隈

東京大田区界隈の町工場
　新幹線の車体やＮＡＳＡの宇宙船用部品、ＪＡＸＡのハヤブサ部品etc　他では造れない職人の技による製品作りの街

　日本の労働者の７割が働く中小企業の基幹ともいえる町工場。
年間２６万もの個人営業の店や工場が廃業していますが、ここで働く人々こそ税金や国民年金を払って消費を賄う、国にとって重要な縁の下の力持ち。


日本の至宝～町工場のある風景
訪れた日は休日だったので活気のある姿を見ることはできませんでした







懐かしい「トタンの波板」張りの壁とポリ製波板の階段屋根と囲い、ガラス額縁ち付きのベニヤドア

狭くてもきちんと整理整頓されている構内

スレート壁

硝子戸のガラスもとっても綺麗。　自転車が他の人の邪魔にならぬようキチンと店頭に寄せてあります。

個人商店のようですが、青色のトタン波板張りの外壁と２階の窓の手摺りに子供の頃の思い出が甦りました


お店
交差点の角に入り口のある、町のお寿司屋さん
町工場で働く人たちも汗を流したあとには、たまに寿司をツマミに一杯…　羨ましぃ～

タバコ屋さん


医院？



昭和の薫りが漂う路地
住民の方が使っている自転車が通る人の邪魔にならないようにキチンと端に寄せられ、ゴミ箱も道路に出ないように整頓されています。
なかなか都内では車を持つのは難しいのと公共交通網が便利なので自転車の方が便利なのでしょう。
【車は品川ナンバーの地域らしいですが、月極駐車場は露天なのに概ね１ケ月１７０００円。時間貸しは３０分２００円。場所によっては２０分３００円。月極は、空きがあれば、の話で殆どは空き待ち予約が必要。横浜伊勢佐木町でも４０年前に月３０万円でも空きがない月極駐車場もありましたが…やはり車を所有するのは一大決心が必要なようです】

露地は住んでいる方の気遣いでしょう、綺麗に掃き清められてゴミひとつ落ちていません。

露地で遊ぶ子供。車も通らず安心です。

生活の息吹が感じられる混み入った住宅。
　近隣の生活騒音もあるでしょうが 『疎遠な隣近所』 という環境ではなさそうです。






お寺・神社
日蓮宗の羽田山長照寺

都会の中のお寺とは思えない別世界






中村天祖神社
やはり都内です、天祖神社が多いです。

住民による防犯ボランティアの方々の拠点になっていました

そのほかにも　海岸寺や久寶寺、萩中神社や羽田神社、お稲荷さんなど地域の人に親しまれていると思われる神社仏閣が徒歩圏内に数多くありました。


公園、サイクリングロード、多摩川河川敷緑地、野球場など
羽田２丁目交差点近くの萩中公園。
　大きくて、綺麗で、気軽に憩える住民のための公園。
近隣の住民が屋外で日当ぼっこをしたり夕涼みするような小さい公園もたくさんありました。



幼児向けの遊園


公園のトイレ

トイレは、オストメイトトイレまで付帯しており流石は首都の公園！

男性小用トイレ内には『杖掛け』が付いていました。

通常は『傘掛け』か『荷物掛け』ですが高齢化時代を反映して進歩しているのでしょう、初めてお目に掛かりました。


学校
萩中公園の向かいにある萩中小学校と出雲中学校。　裏手には　つばさ総合高等学校もあります。　糀谷小学校、蒲田女子高校などなど学校が多くて子供も沢山いて賑やか。


多摩川河川敷に向かう道路

河川敷に沿う道路

車は入れないようになっていて、高齢者の散歩や子供の遊び場には最適

右側がサイクリングロード。多摩川源流まで続いています。

河川敷付近のリバーサイド・マンション
天気の良い休日、子供も河川敷で元気よく遊ばせて、住まいは日当たりも良いので洗濯物も良く乾きそうです。　居住地としては最高の立地ですね。

※散策中にバイク屋さん前の歩道で、ケバい姿形のヤンキー娘が族風のバイクをいじっていました。「狭いところを通るなよ、オッサン」程度の言葉が来ることを予想しながら通ると、「通れますか、すみませ～ん」と意外な言葉を掛けられました。
人は見かけによらないということを再認識。

　子供の頃に東京蒲田・大森、川崎矢向、横浜鶴見は工場地帯で犯罪が多い、目蒲線・南武線は少し悪い印象がありました…　が、
病院、銀行、スーパー、ホームセンター、郵便局、レストラン、食堂、飲み屋さん、質屋さん
等々生活利便施設は全て揃って、夏祭りが催される神社やお寺が沢山あって、人情の厚い住民が多く、高齢者と子供に優しい街造りがなされ、全体が良質なコミニュティを形成していて、住まいは小さくても心が豊かな人情溢れるこんな町に出来るなら住みたいものです

※悪意はありませんが、無断で生活区域を写真撮影したことを気に障った方がおられましたらお詫び致します　m(__)m