2020年度に宇宙作戦隊を創設するとのNEWS!!
世界各国に遅れること数十年でやっと創設。 と、思ったら。。。
「隊」 と呼ぶには程遠い中小企業の 「係」 レベル。 人数はたったの20人の宇宙作戦隊。 軍隊で言えば最小の単位の 『宇宙作戦分隊』 クラス
長期的には数年かけて、最大120人の戦時編成の小隊程度にするそうですが。
その 『宇宙作戦分隊』 の主たる任務は
ロシアや中国のように他国の人工衛星の破壊などを行うキラー衛星やミサイル
を持つ訳でなく 『宇宙関連装備や施設・大気圏を貫くミサイル』
を持つ訳でもなく、スペースデブリや他国の人工衛星等が日本の人工衛星に影響を及ぼさないかを監視する (宇宙ゴミの監視。見つけても手も足も出せないですが。) ことが主たる任務とか。。。
まあオモチャのです。
諸外国の宇宙軍は? というと・・・
ロシア
1992年 『宇宙軍』 創設
2001年に 『ロシア宇宙軍』 創設
弾道ミサイル攻撃の警戒、対ミサイル防衛、
軍用・民用の人工衛星の開発、展開、維持及び統制を任務。
2011年12月には宇宙軍と一部空軍部隊から 『航空宇宙防衛軍』 が設立。
2015年には空軍と統合され 『航空宇宙軍』 となった。
2016年時点での人員は約14.5万人。 航空機約2,500機を保有。 武装機 (回転翼機を除いても、爆撃機、戦闘機、戦闘攻撃機、攻撃機、武装偵察機) を約1,100機保有という日本自衛隊全体を上回る人員装備。
イスラエル
『イスラエル航空宇宙軍』
正式名称は 「航空宇宙軍」
中華人民共和国
1984年 『中国人民解放軍ロケット軍』
中国の弾道ミサイル及び地上発射長距離巡航ミサイルを運用する独立軍種。兵員は30万人以上。
核抑止、核攻撃、通常ミサイル精密打撃をその任務としている
1966年7月1日に極秘裏に設立、ロケット軍に改名されるまでは別名で存在していた。
1984年10月1日の建国35周年記念の軍事パレードにおいて初公開
・ロケット軍司令部・ミサイル発射基地は、8個導弾発射基地に分かれ、30個ミサイル旅団を持つ。標的は、日本・台湾・東南アジア・南アジア・アメリカ。その他自国の漢民族以外の居住区域にも及ぶ。
アメリカ
アメリカも相当出遅れて、2019年8月29日に再編成された 『アメリカ宇宙軍』
72年ぶりに米軍に創設された独立軍種
では、近代戦のサイバー対応部隊は? というと・・・
世界各国のサイバー部隊の主だった部隊のトップ5は中国、ロシア、イスラエル、アメリカ、北朝鮮で
中華人民共和国
「中国サイバー軍」
2011年5月広東省広州軍区にもサイバー軍の存在を認めた。
後述のとおりサイバー攻撃部隊だけでも20万人。
ロシア
ロシア連邦軍参謀本部情報総局(GRU)のほか、ロシア連邦保安庁(FSB)などがサイバー戦に従事。
イスラエル
国防軍参謀本部諜報局(アマン)傘下の8200部隊がサイバー戦の主力部隊。
アメリカ
「アメリカサイバー軍」
2005年3月、サイバー戦争用の部隊サイバー軍を組織した。国防長官が外国政府によるサイバー攻撃を戦争行為とみなすと表明している。
北朝鮮
北朝鮮サイバー軍は約7000人規模と推測。世界各国の企業等にサイバー攻撃をかけて国家的規模で金品を搾取している。
北大西洋条約機構 (NATO)
ベルギーの 「情報通信局」 がNATO加盟国に対するサイバー攻撃を監視。
日本
2014年3月に防衛省・自衛隊に保全監査隊を廃止して、総人員約110名のサイバー防衛隊が将来完成見込み。
※こんな記事も
【日本の国民をまるで守れない自衛隊のサイバー部隊】
田原総一朗の深層探求:ジャーナリスト・山田敏弘氏の記事 2019.12.26(木)
山田⇒ 人民解放軍のサイバー攻撃部隊は20万人(日本の陸海空自衛隊総数に近い人数)
20万人のうち、高度な数学的知識を持った本物のハッカーは7~8万人で、残りはお手伝いしている人たちです。彼らは三交代でサイバー攻撃をしています。
山田⇒ 中国のサイバー部隊はますます増強中でもあります。人民解放軍は2015〜2016年に組織改編をしていますが、そこで人民解放軍戦略支援部隊という組織が作られました。詳しい実態は明らかになっていませんが、プロパガンダもサイバー攻撃も、コンピュータを使う攻撃・作戦は全部そこに入れ込もうという構想です。となれば、すでに数百万人規模の部隊になっているとの分析も聞いています。軍事予算の30%近くをそこに充てようとしているという予測もあるほどです。
山田⇒ 具体的な攻撃方法は、DDoS(ディードス)攻撃と呼ばれているものになると思います。これは特定の対象に向けて、世界中から自動プログラムを使って、膨大な情報を一斉に送り込むのです。それを受け取った側のシステムは負荷がかかりすぎて何も作業ができなくなります。これが自動でできるんです。それを一気に日本政府に向けてやられれば、業務に重大な支障が出ます。
田原⇒ どこの国かはともかく、そういう攻撃は現になされているんですか。
山田⇒ あちこちでやられています。ただ、いまは防御の方もだいぶできるようになっているので、大きな支障にならずに防げているのだと思います。
ロシアや中国の 『サイバー部隊』 と違って他国の人工衛星の破壊などを行うキラー衛星を持つわけでなく、日本の気象衛星に衝突しかねない宇宙ゴミの監視が主たる任務とか
スペースデブリや他国の人工衛星等が日本の人工衛星に影響を及ぼさないかを監視するだけ。
大体、日本の自衛隊は常時欠員の上、第〇〇大隊等の名前があってもその実は全部で3個大隊しか無いのに第17とか35とかまでの呼称を付けているのが現実ですから。
サイバー空間では「攻撃を受けて破壊された装置を、非戦闘空間になってからゴミとして無償回収」するのが精々のような気がします。
自衛隊が国民を守れない。のじゃなくて、国民自身が国民を守れない自衛隊にしているのを解っていないのでしょうね。
中国の施政下で言論弾圧の酷い『日本省』になってから気付くのでしょうか? その方向で努力している政党もた~くさんありますから。