樹花Kahostyle という名
【以前使用した写真があるかも知れません】
生け花界では〇〇流という名前があります。
また 「お花のお稽古をしている」と話すと 何流ですか?とか流派はどちらですか?
という質問があり、次の会話へと移っていきます。
30年以上前のことになります。
20名から30名の生徒さんとご近所の小学校の一室や公民館をお借りし、
生け花のサークルを楽しんでおりました。
4~5名からスタートし、生徒さんは徐々に増えていきました。
お花屋さんの話では、たとえサークルでも生徒さんは減っている一方だと。
違いは何なのか、私は何をお伝えしているのか、と思った時、
まず、季節を楽しむお花にしよう!いや、している。
(家庭菜園の隅っこに飛んできた種はラークスパーの原種でした)
(知人に作成して頂いたフルーツ皿に)
お許し(お免状)や、それに伴うお礼、研究会への参加、華展への出品費用など
夫がサラリーマンの我が家には大きな負担でした。
それでその費用は掛けない事に徹し、同時に家元制度から徐々に離れました。
本来生け花は移り行く季節を屋内でも楽しむことから生まれたものと認識しています。
その後、仏教伝来と共にお供えするお花の形が進化・成長していったものなのです。
(農道で出会った植物)
樹花Kahostyleは原点に戻り、そこから現在の暮らしと調和する
あなたらしいお花のスタイルを楽しむこと。
私も私のその時々の暮らしや心の状態と調和するお花を生け続けていたい。
ということから私の頂いたお花の名前 華萠(かほ)と私含め、それぞれの人のスタイルがあることを
大切にすることから名付けました。
ちょっとだけ樹花は余分な気がしないでもありませんが、自然界との調和です。
(菜園のハーブたち)