これからの写真は、その年の12月初めに同じ場所の検証登山に行った時の写真です。
デジカメは豪雨で故障し、携帯で撮った写真ですので画質は勘弁してください。
検証登山といっても、遭難しかけた山に入って行く時の怖さったるや!! ハンパやなかったです!!
夜中の3時に満天の星の下、単独で山深い木曽山中へ入って行くのも全然平気な自分なのに・・・・・・
それが家で万全に作図・準備したのにも関わらず、あの時の恐怖が染みついてて
登山口で何回も大声を出して気合を入れて入って行った、ってのが現状です。
これが命綱の道標で、コンロでお湯を沸かしてる所は、その時は濁流の川中。
死にもの狂いでここに戻ってきたんですが、来た道がありませんでした。
駐車場のオバさんと朝話もしてきましたし、登山届も出して来ました。
時計は14:30頃だったと思いますが、何もなかったら駐車場まであと1:30で到着の予定。
雨の中、地図に穴が開くほど見ました。地図にない川?? 山の上の方には滝が出来てます
するとよくよく見ると、元来ある川の先に国道があるのを見つけました。
でもうまく国道に出ても、駐車場まで5時間はかかる計算です。
このまま時間が過ぎれば、駐車場に残った車を見てオバさんが捜索願いを出すやろなァ・・・・
携帯は繋がるはずもなく、国道に出たら繋がる可能性も・・・
残りの食料はカロリークッキー・ウインダーインゼリー・ヘッドランプ・水、一晩は越せそうです。
その時初めて知った事で、今まで雨が降ってたら水は困らないと思ってましたが、濁流で飲めるはずもありません。((汗))
いろいろ考え、15:30までの一時間まず登山道を探して、見つからなかったら国道を目指すことに決めました。
写真の白くなってる所が川でした。
晴れた時に見たら水の流れた跡と分かりますが、初めて見た時それが川であれば、川でしょ!!!!
しかも濁流はこの倍の幅はありました。
下りに見かけた岩に座って唄を歌ってた人、カップルの計3人に発見して貰おうと大声を出し
命綱の道標を見失わない様に付近を探し回っていると、あっという間に一時間が過ぎちゃいました。
でも残念ながら必死の捜索にも関わらず、道は見つかりませんでした。
・・・・・・続く・・・・・・・