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同人サークルA-COLORが北海道をうろうろしながら書いているブログです

ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン

2005-09-17 16:41:57 | 映画-2005年

<iframe scrolling="no" frameborder="0" align="left" src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=aaaaaea071-22&amp;o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=B0009WFMDY&amp;fc1=000000&amp;=1&amp;lc1=0000ff&amp;bc1=000000&amp;lt1=_blank&amp;IS2=1&amp;bg1=ffffff&amp;f=ifr" marginheight="0" marginwidth="0" style="width: 120px; height: 240px;"> </iframe>「レノがいい味出してるぞ、と」

 映画として括っていいのか迷ったけど、映像作品だしヴェネチアで上映もするんで良いでしょう。

 FFVIIといえば、いろいろ思い出があるなぁ。
 プレステ発の本格派RPGってことで鳴り物入りで登場して、FFの体験版ほしさに『トバルNo1』買って、体験版のあまりのクオリティの高さに失禁しそうになったり。
 それとか大学受験の直前に、受験勉強そっちのけでエアリス復活の方法を探してリプレーしてたり。
 いろんな意味でFFシリーズの中では一番記憶に残ってる。(第一作目は除くけど)
 もちろん、そんなオレの携帯はP900iのクラウドブラックなわけで。

 そんなFFVIIが、ここ最近、いろんなジャンルのゲームで復活をはじめて、そんな中でゲームではない映像作品として発表されたのが、これってわけ。

 フルCGの『ファイナル・ファンタジー』といえば、数年前にもあったんだけど。
 http://blog.goo.ne.jp/a-color0079/d/20020428
 あれは、「ファイナル・ファンタジー」を冠しているのに、ファイナル・ファンタジーであることを否定して作られたため、映画の出来以前にFFファンとしてがっかりした覚えがある。
 一方、こちらは正統なFFVII続編でFFとして安心して観られる。

 んで、肝心の中身だけど。
 リアル系のフルCGは、やっぱりすごいな。前回の『ファイナル・ファンタジー』でも顔のしわを再現できるってことで評判になってたけど、今回はさらにリアルに。口の動きも会話と合っているし。
 これだけ精緻にCGで表現できるってこと、そのものがすごい。

 前半は、けっこう退屈する。
 クラウドの内面をカットバックや心象風景を多用して描写したりするので、動きがあんまり無い。ついでに「FFVIIのプレーヤー」として観るならば、クラウド=オレはそんなに悩んでないしな、と。
 この前半でイイ味出しているのがタークスのレノ。
 昔の片岡鶴太郎みたいな「~だぞ、と」っていうセリフがゲームでも印象的だったけど、これ音声が入ると妙にイイ感じだ。
 それに、どうにも退屈で辛気くさいクラウドととは対照的に、相棒のルードと一緒に軽~いノリでオイシイところを持っていく役回りなので、前半はレノにメロメロになってしまう。
 っていうか、レノたちがいなかったら重くて辛かった。

 んで、中盤から。
 おなじみのFFオールスターズが勢揃いしたところから一気に加速する。っていうか、友情パワー炸裂に思わず涙がこぼれそうになる(特に最後に手を差し伸べるのが…)。これぞ友情のシェイクハンド。
 ほぼノンストップのアクションに次ぐアクションでぐいぐい引き込まれていった。
 惜しむらくは、マテリアや魔法のエフェクトがほとんど無いってところか。
 まあ、バイクを使ったチェイスシーンや立体的に走り回ってのアクションが主なので、動きが止まってしまう魔法のシーンってのは入れられなかったのかもしれんね。
 で、その肝心のアクションはっていうと。
 とにかく動く動く動く。
 特に空間の使い方なんてのは、これぞCG。壁に叩きつけられるのはもちろん、三角飛びやら天井走りやら、バイクを使った八艘飛びまで。ここまでやらなきゃCGの意味がない、ってぐらいに空間を縦横無尽に使ってくれる。っていうか、まさにゲームそのものなビジュアルだ。
 その非現実的なアクションのためか、動きそのものが軽くて、なんか人形のように見えちゃうんだけど……オレはあえて、それでもよしとしたいな。
 今後の課題っていうか、まずは動きを見せるところから始まって、次はリアルな重みが感じられるアクションを作ってくれればいい。
 ちなみにレノたちタークスは、意外と泥臭いっていうかノーマルなアクションだったりする。クラウドたちみたいに派手なアクションは出来ないけど、しっかり笑いをさらっていくあたりがにくい。

 バリバリのアクションで見せてくれて、最後は……オレの大学受験当時の苦労が報われるようなハッピーエンドで幕。
 オレ的には、すごい満足度が高かったな。
 序盤の心理描写を、もっと違う見せ方で退屈感をなくしてくれたら、なお満足度が高かった。

 それにしても、今にして思うとFFってのはキャラ立ちがすごいんだねぇ。地名とか細かい設定は忘れちゃったけど、キャラたちは名前とか役割とか、そういうの今でも覚えてるもんな。
 そんな中でもオレが一番気に入ってるのがシド。あの色褪せたシオシオのTシャツがイイ! オヤヂ丸出し。CGなのに加齢臭が香ってきそうだった。
 それとヴィンセントも、隠しキャラだったくせにイイ味出していた。っていうか、次の『ダージュ・オブ・ケルベロス』では主人公か。
 なんか、一気にプレーしてみたくなったぞ。

 んで、最後に。
 FFVIIといえばラスボスがセフィロスで、セフィロスといえばボス戦であの曲が流れるわけだけど。
 どんなにシビアでシリアスなシーンでも、あの曲を聴いてしまうと、どうしてもアノFLASHが蘇って、ついつい笑いがこみ上げてしまう……ああ、心が邪になるって、こういうことなんだな。

『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』(DVD)
http://www.square-enix.co.jp/dvd/ff7ac/
監督(ディレクター):野村哲也
出演(声):櫻井孝宏、伊藤歩、森久保祥太郎、他
評価:9点


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