1,ナインのやもめ(ルカ7-11~)
イエスはナインと言う町に行かれた。イエスが町の門に近づかれると、やもめとなった母親の一人息子が、死んでかつぎ出される所だった。主は、その母親を見て、可哀想に思い「泣かなくても良い」と言われた。そして、棺桶に手をかけられると、かついでいた人達が立ち止まったので「青年よ。あなたに言う。起きなさい。」と言われた。
すると、その死人が起き上がって、ものを言い始めたので、イエスは彼を母親に返された。
人びと、皆、畏れを抱き、神を崇めて言う。『大いなる預言者我らの内に起これり』
2,会堂司のヤイロの娘(マルコ5-21~)
イエス海辺に居ませり。会堂司のヤイロという者来たり。イエスを見て、その足下に伏し切に願いていう『我が、小さき娘が死にかけています。
来たり手を置き給へ、さらば、救われて活くべし。』イエス彼と共に行き給う。
会堂司の家より、人びと来たりて言う。『あなたのお嬢さんはなくなりました。』イエス、その言葉を聞きて会堂司に言い給う。『おそるな、ただ、信ぜよ』彼ら会堂司の家に来る。
イエス、多くの人々のいたく泣き叫びを見、イエス彼らを皆、外に出し、娘の父母と共に、娘のおる所に入り、娘の手をとりて、『タリタ、クミ』と言い給う。少女よ、汝に言う、起きよとの意なり。直ちに少女、立ちて歩む。その年、12才なりければなり。
3,ラザロ(ヨハネ11:17~)
ラザロは、イエス様と親しい人でした。
ラザロの墓に在ること、既に4日なり。
イエス言い給う。『汝の兄弟は甦るべし』
イエス言い給う。『我は復活なり、生命なり、我を信ずる者は死ぬとも生きん。おおよそ生きて我を信じる者は、永遠に死なざるべし』
イエス心を痛めつつ墓に至り給う。墓は洞にて石にて塞げり、イエス言い給う。『石を除けよ』
イエス目を挙げて言い給う。『父よ、我に聞き給ひしを謝す。傍らにいる、群衆の為にして、汝の我を遣わし給ひし事を此に信ぜしめんとてなり』
かく言いてのち、声高く『ラザロよ、出で来たれ』
死にし者、布にて足と手とを巻かれたるまま出で来る。
最後は、イエス様、ご自身が十字架から3日目(日曜日)に、死から復活されます。
キリスト教会では、キリストの復活を記念して、日曜日に礼拝しています。