岩井圭也さん作品との出合いは、鉱物標本愛好家として物語のテーマに興味を覚えた「竜血の山」を買ってみて読んでからです
エンタメ系?と多少感じながらも「竜血の山」が面白かったので岩井圭也作品を近所の図書館で借りては読み重ねました
順に、「分身」「プリズンドクター」「永遠についての証明」「夏の陰」「水よ踊れ」「生者のポエトリー」
今年1年でこれだけ読んで感じたことは、もう岩井圭也作品は敬意をもって新作を心待ちにして購入して楽しむべきということでした
前作の「最後の鑑定人」も素晴らしく面白い作品でしたし
岩井圭也さんのTwitterアカウントをフォローしてはTwitterのスペースも視聴参加するほどのファンになっていました
で、9/22に刊行された「付き添うひと」を読了しました
今年に入って4冊目の刊行でTwitterによると最近では複数の連載も進めながらという
多作な時期となっているようで、そうなると身勝手な本読みとすると(どうしても出来の良し悪しはあるよね…)と
些細に疑いながらの読み初めでした
今作は主人公は同一とした5編の短編集で様々な展開で読み込ませるなかで
3編めあたりから(これは相当な作品だな…)と思い始め
5編めの最後には(岩井圭也作品にハズレないよね)と感じ入りました
素晴しい作品でした
全ての岩井圭也作品から通じて感じることは、現代ならではの様々な問題点
良いことも悪いことも含めてのテーマを読中では登場人物の心情に自身を投影させて
希望の明日があることを信じさせてくれる
素晴しい読書時間を過ごさせていただき感謝感謝です
次作も楽しみです
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