500ページ越えの翻訳文で3時間越えの映画を観るような労力を感じながらの読了でしたが
各章のスパンが程よい長さで都合よく読み進めることが出来ました
13歳の主人公少女の波乱万丈の人生の分岐点を「We bigin at the end」とタイトルとしたのがなるほど!で
少女ともう一人の主人公?の警察署長の心情のうねりを繊細な描写で読み込ませながら
物語の主幹が読者に形づけられてゆきます
読みながら、語られる少女の風貌やいで立ち
登場人物たちとの関係性
語られるモンタナやワイオミングなどのいくつかの地名をグーグルマップで追いながら
語られる少女の心情は映画のシーンを観ているようで
過ぎた日々を断ち切りI bigin とした終章は「辛くも、悲しくも... 良かったね」と読者に思わせる
少女の成長の賜物
この日本の作家さんの作品ではなかなか味わうことの出来ない重厚感は
貴重な読後感ではあります
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