栗の木蔭にて思うこと

訪問専業「くりす鍼灸マッサージ院」

湿布は必要か?

2016-11-13 20:01:45 | 日常のこと
「湿布の処方は年54億枚、医療保険でカバーすべきか議論がおこなわれている」

との見出しでニュースがありましたが、こんなに使われているのですね。

「70歳以上が7割を消費」とも書かれていますが、

確かにお年寄りの方の「毎日湿布を貼る」という話はよく耳にします。


2年前に息子が足を捻挫をした時に、整形外科で7枚入りの湿布を3袋(合計21枚)処方されましたが、

当時10歳の息子の足に1枚をそのまま貼るには大きすぎるので、半分に切って1日に2回貼り換えると、

1日に必要なのは1枚。

3日もすれば腫れや痛みも引き、結局5日で5枚を使ったのみでした。

2袋と2枚(合計16枚)が今でも残っています。

捻挫のように急性で、消炎・鎮痛が必要な疾患には湿布は必要だし有効だと思いますが、

慢性化した腰痛や膝関節痛に湿布が有効かどうかにはやや疑問が残ります。

あと、処方は適量にすべきだとも思います。


お年寄りで毎日湿布を使っている方は、

「毎日湿布をマメに貼っているから、痛みがこれで済んでいる。

貼らなかったらもっと痛いと思う」とおっしゃる。

この言葉は患者様個人の意見ではなく、医師が「湿布は毎日貼りなさい」と指導することがあって、

こういう話を聞くたびに、本当に湿布で痛みが抑えられていると言えるのだろうか? ストレッチや運動の方が有効ではないか?と思う。


他によくある話では、

「貼るタイプやクリーム状のは貼るのが大変だし皮膚がかぶれるから、液体の塗るタイプがかぶれにくいし使いやすい」という意見。

また、この液体で塗るタイプのだと「全身に塗っている」という意見も少なからず耳にします。

使いやすい反面、貼るタイプよりもさらに体に対する使用量が増えるような気さえします。

そんなに塗っていいのだろうか?

湿布といってもいろんなタイプがあるので、これからどんな話し合いがされてどう結論付けられるのか興味があります。









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