ヨモギの新芽が、牡丹の花びらに囲まれています。
いつもはお灸の「もぐさ」としてお世話になっているヨモギですが、
新芽は柔らかく、食べるならこの時期です。
今回は「ヨモギの炒めもの」を作ってみました。
自然属性は、
「温(微温)」温の性質。
「燥・昇・降」燥は体の余分な水分を排泄させ、昇は気を昇らせ、降は気を降ろす。
「肝・脾・腎」肝・脾・腎に作用する。
「苦・辛」苦は気を降ろす、体の余分な水分を排泄する。辛は散(発汗)させ、気を巡らせる。
「無毒(有小毒)」無毒、または小毒(加熱すると毒性が収められる、もしくは少量なら食べても大丈夫)。
春は万物が発芽し、伸びるのと同じように、
人体に気も活発になるのが良いのですが、
何らかの原因で活発になりきれないと「うつ」になりやすくなります。
ヨモギは今の時期のこのような「うつ」に良い食材です。
レシピ
材料:ヨモギ(適量)
調味料:塩、ネギ、ショウガの千切り、コショウ、三温糖。(調味料の量は全て‘少々’です)
作り方:
①春のヨモギの若芽を塩水でもみ洗いし、毛(葉の裏の毛)などを取り除いて、水けをよく切る。
②熱したフライパンに油をひき、ネギとショウガを入れて、香りが出たら①のヨモギを加え、軽く炒める。
塩、コショウ、三温糖を入れ、さらに1分炒めて出来上がり。
解説:春の鬱(うつ)に、ヨモギの強い抗酸化作用や湿邪(体の余分な水分)を除く効能、
気を巡らせるパワーにより血液循環を改善して、鬱を解消する働きを期待できる一品です。
また、白いご飯を一緒に食べると、ネギのアリシンと米のビタミンB1が組み合わさり、
ビタミンB1の吸収率を高め、エネルギー利用も一層高めることが出来ます。
※自然属性、レシピ、解説は「東方栄養新書」より抜粋しました。
私は三温糖が無かったので白砂糖で作りました。
炒めても柔らかく、思ったよりも苦みが無く美味しかったです。
お試しくださいね。
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