栗の木蔭にて思うこと

訪問専業「くりす鍼灸マッサージ院」

ヨモギの炒めもの

2014-03-07 07:27:21 | 鍼灸と思想


ヨモギの新芽が、牡丹の花びらに囲まれています。

いつもはお灸の「もぐさ」としてお世話になっているヨモギですが、

新芽は柔らかく、食べるならこの時期です。

今回は「ヨモギの炒めもの」を作ってみました。



自然属性は、

「温(微温)」温の性質。

「燥・昇・降」燥は体の余分な水分を排泄させ、昇は気を昇らせ、降は気を降ろす。

「肝・脾・腎」肝・脾・腎に作用する。

「苦・辛」苦は気を降ろす、体の余分な水分を排泄する。辛は散(発汗)させ、気を巡らせる。

「無毒(有小毒)」無毒、または小毒(加熱すると毒性が収められる、もしくは少量なら食べても大丈夫)。


春は万物が発芽し、伸びるのと同じように、

人体に気も活発になるのが良いのですが、

何らかの原因で活発になりきれないと「うつ」になりやすくなります。

ヨモギは今の時期のこのような「うつ」に良い食材です。


レシピ

材料:ヨモギ(適量)

調味料:塩、ネギ、ショウガの千切り、コショウ、三温糖。(調味料の量は全て‘少々’です)


作り方:

①春のヨモギの若芽を塩水でもみ洗いし、毛(葉の裏の毛)などを取り除いて、水けをよく切る。

②熱したフライパンに油をひき、ネギとショウガを入れて、香りが出たら①のヨモギを加え、軽く炒める。

塩、コショウ、三温糖を入れ、さらに1分炒めて出来上がり。


解説:春の鬱(うつ)に、ヨモギの強い抗酸化作用や湿邪(体の余分な水分)を除く効能、

気を巡らせるパワーにより血液循環を改善して、鬱を解消する働きを期待できる一品です。

また、白いご飯を一緒に食べると、ネギのアリシンと米のビタミンB1が組み合わさり、

ビタミンB1の吸収率を高め、エネルギー利用も一層高めることが出来ます。

※自然属性、レシピ、解説は「東方栄養新書」より抜粋しました。



私は三温糖が無かったので白砂糖で作りました。

炒めても柔らかく、思ったよりも苦みが無く美味しかったです。

お試しくださいね。
















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