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「何を読んだらよいのかわからない」と常日頃書いているが
先日読んだ川上未映子さんの、五十音順つながりで
以前も確か、何か読んだことがあると記憶している
川上弘美さんを借りてみた。
予想外に、等身大の私とリンクして
他人事とは思えない内容だった~
仕事をしていた時期よりも
専業主婦の方がずいぶん長い。
夫に甘えて生きてきた~(笑)
でも、それは彼の希望でもあり
私の好きな生き方でもあり。
お互いの利害が一致してよかったー(てか。)
確かに、世の中に置いて行かれるような
疎外感を持つこともある。
イキイキと、バリバリと仕事をしている人に対して
尊敬の気持ちは常にあって
同時に自分に対する卑下も感じてきた。
やっと、だな。
この年齢になって、
子供たちが立派に巣立ってくれて
私の生き方はこれでよかったんだと
心から思えるようになった。
一生懸命生きすぎて、心が病んでしまったら
本意ではない。
ゆるりと、ほんわかと。
特別なことなんてなくていいから
平和で平凡に過ごしたい。
ヨガに行ったら、二分間の瞑想で
漢字一文字を思い描いて下さい、と言われ
「安」を選んだ。
きっと毎年同じじゃないかな。
家族みんなが健康で、仲良く楽しく暮らしてほしい。
お金よりも思い出を残したいし
贅沢はしなくていい、高価なものも欲しくない。
(・・・と言えるのは、欲しいものすべてを
手にしているから、とも言えるかな)
お金に興味がない、なんていうとカッコいいけど
「儲かる」ことにはココロ動かされない。
逆に、そんなの、精神的に大変じゃないかな!と不安になって
今が一番いいよ、と思ってしまう。
心の豊かさ。
願うとしたら、そこんとこ。
誰にも優しくありたいし
世界中が幸せになってほしい。
・・・とはいえ、人のために尽くしているかと言えば
これといって思い当たることもないけれど
「自分では違うっていうけど、
実際そうだから!」と、友人たちは言う。
誰かのために、と取り立てて思わなくても
結果としてそうなってる、なんてことがもしあるなら
それって理想だな。
・・・ナンテ、結局
本の感想にはまったくなっていないっていう、
いつもの、私の、読書の記録の1ページでした。