偶然再会したことから手紙の交換を始めるんだけど
“もうすぐ子供のバスが来ますので”とか言って、
そこでやめて、手紙を投函するの。
そこまで書いて
あとで続きを書いてから出せばいいじゃん
と思ってしまった・・・どう思う？」と、
ちーぼーが紹介してくれた本（笑）。
「そこでやめるから意味があるのよ、書けない行間が」とか何とか
咄嗟に言ったんだけど
とっても読みたくなったので、探して買った。
（ショボイ地元の図書館にはなかったので・・・）
なかなか良い本でした。
好きでした。
出だしが、私のふるさと・山形県の蔵王の光景なので
どっこ沼、ロープウェイ・・・脳裏に浮かぶ懐かしい景色の数々を
鮮明に描きながら、読み進めた。
読み終えての感想。
ここに出てくる全ての男たちが、不倫していた（爆）。
世の中の男どもって、みんなそうなの
そうならなければ、小説じゃないのかもしれない。
あるいは、現実の方が小説よりも奇なり、というものね。
私が知らないだけで、フツーのことなのかも・・。
それから。
どうして小説は自殺とか殺人とか、必ず出てくるのだろう～
それも実社会では日常茶飯事だから、
事件に関わった人というのは、世の中にゴマンと溢れてるのだろうけど。
どうも、小説って好きじゃない。
・・・と、読み終わるといつも思ってしまうけど
これは面白かったです。
この本と、出会えてよかった。
