高松のスポンジ DON

高松で社会人3年目を送る人の日記
主にサンガ観戦記、競馬予想、旅行記を書いてます
スポンジのように何でも吸収したい!

ドイツに一人旅!!17日目 ~フュッセン~

2008年08月12日 23時27分29秒 | ドイツに一人旅! 08春
2008年3月13日 ミュンヘン→フュッセン→シュトゥットガルト

 この日は翌日の帰国に備えてミュンヘンからシュトゥットガルトに移動する日にしていた。移動するだけではもったいないので、ミュンヘンの南に位置するフュッセンに行き、ドイツ観光のハイライト、ノイシュヴァインシュタイン城を見てからシュトゥットガルトに行こう、と決めた。

 ノイシュヴァインシュタイン城はガイドブックの表紙になるほどのドイツ観光の定番の一つ。特にマリエン橋という城近くにかかる橋から眺める城の姿はすばらしい、とのことなので行ってみたくなった。


 立地条件はいいけどとにかくぼろかったミュンヘンのホテルにさよならして中央駅へ。9時ちょっと前のフュッセン行きの列車に乗り込んだ。どこの町を離れるときもそうだけど、「もうしばらくここに来ることないだろうなー」と思うと感慨深くなったりもする。

 ミュンヘンを出て10分もすると、車窓からの景色は何もない大平原へ。ちょっと天気が悪いな。



 11時頃にフュッセンに到着。15時フュッセン発シュトゥットガルト行きの列車に乗らないとシュトゥットガルト到着がやたら遅くなってしまうので、フュッセン滞在時間はわずか4時間!荷物をプラットホームにあるコインロッカーに預けて、さっそく城を目指そう!

 普通のツアーならバスで城の近くまで移動するらしいけど、今回は2時間半かけて一人で山登りするような普通じゃない(笑)個人ツアー。バスはいつ来るかわからないし今回も城まで歩いていくことにした。

 駅からちょっと歩くとフュッセンの歩行者天国の通りへ。遠くに見える雪化粧した山々の景色がすばらしい。ちょっと曇ってるけど。


↑フュッセンの歩行者天国の通り

 歩行者天国の通りを抜けると、そこからはな~~んにもない一本道に。歩く人もぜんぜんいない。地図を見ながらひたすら歩いた。



 「そろそろノイシュヴァインシュタイン城が見えるかな??」と最初に城が見える瞬間にわくわくしながら歩いたことが忘れられない。駅からトコトコ歩き始めて約40分後、ノイシュヴァインシュタイン城を発見!


↑中央の木の間に見えるのがノイシュヴァインシュタイン城

 まもなくノイシュヴァインシュタイン城の横にあるホーエンシュヴァンガウ城も発見!ノイシュヴァインシュタイン城建設の間、王はここから城が出来ていく様子を眺めていたらしい。へぇ~。


↑ホーエンシュヴァインガウ城

 さらに歩いて城見学のチケット売り場に到着。結局駅から1時間かかった。

 チケットを買おうとしたら・・・次の日本語の音声ガイドを借りて見学するツアーは13時40分。ガイドは35分らしいので、これでは3時の電車に間に合わない!困った。ここまで来て城の中を見ずに帰らないといけないのか・・・?

 と思ったら、次の英語のガイドツアーは13時15分。これならギリギリ間に合う!迷わず英語ツアーに決定!

 僕が発音の悪い英語で「英語のガイドツアー1枚ください」と言うと、窓口のおじさんが「日本語ツアーもあるのに英語でいいの?」と不思議そうに聞いてくれた。時間ないねん。

 チケットとあわせてもらった地図によると、チケット売り場からノイシュヴァインシュタイン城までは歩いて40分らしい。城がよく見えるマリエン橋まではさらに15分。となると、マリエン橋を見てから城に行くには40分+15分+15分で70分もかかる!ガイドツアーまではあと1時間。また急がねばならん!

 チケット売り場からノイシュヴァインシュタイン城までは馬車が出ていた。そんな馬車をも抜かす勢いで、もくもくと坂道を上がっていった。結局普通の人が歩いて55分かかるマリエン橋までの道のりを35分でいった。1.5倍速。フュッセンの駅からトータル1時間半かけてたどり着いた末に見た景色が下。



 思ったより城に近くて迫力があってすごくよかった。ここまで来たかいがあったと思った。がんばって歩いた末に見るすばらしい景色は格別。結構長い間ぽけ~と城を眺めた。マリエン橋の下は崖。


↑マリエン橋の下

 マリエン橋からのノイシュヴァインシュタイン城の姿を見ることができて満足。ガイドに参加するため城に戻ることにした。

 マリエン橋とノイシュヴァインシュタイン城の間の道には、ホーエンシュヴァンガウ城とアルプ湖を見渡せるところが。ほんとにすばらしい景色。


↑ホーエンシュヴァンガウ城とアルプ湖

 城の入り口に到着。さあ、城内ガイドツアーに参加しよう。


↑城の入り口の扉

 城の内側の建物は、マリエン橋から見た城とはまたちょっと違う雰囲気。いまいちどういう構造になってるのかつかみにくい城だなあ。


↑ノイシュヴァインシュタイン城の内部

 定刻どおりに場内ガイドツアーが始まった。撮影禁止なので写真はないけど、とにかく豪華な部屋の連続。「王の寝室」はたくさんの宗教画に囲まれた豪華な部屋だったのが印象的。電話とかもあったな。「玉座の間」なんかは天井も壁も金一色で、「このシャンデリアは○○ポンドします」というガイドの説明に観光客は皆驚きの声をあげていた。

 そして城内の窓から眺める景色もすばらしかった。



 ベランダからの景色ももちろんすばらしい。ちょうどホーエンシュヴァンガウ城と柱がかぶってしまってるけど。



 豪華なシャンデリアと壁画が印象的だった「歌人の間」を最後にツアーは終了した。とにかく、王が莫大なお金をかけた豪華な城である、ということはよくわかった。城の豪華さを十分に味わえるツアーだった。

 電車が出発するまであと1時間10分。さあ、急いで駅に戻ろう!もし友達と一緒の旅行だったら絶対に文句言われそうな強行スケジュールだな笑。城を見納めして下り道をどんどん下っていった。



 歩いて歩いて50分ほどでフュッセンの歩行者天国あたりまで戻ってくることが出来て、「もう大丈夫、間に合うな」と一安心。立ち並ぶ店を眺めながら歩いた。


↑フュッセン中心市街の入り口

 そして、無事に15時発の列車に乗り込んだ。あっという間だったけど、無理して来て正解だったな、と思えるほどノイシュヴァインシュタイン城の姿はすばらしかった。それからこのあたりは車窓からの景色がすばらしい。遠くの山々を眺めながら、歩行者天国の通りにあったパン屋で買ったサンドイッチで遅めの昼食を食べた。



 途中アウグスブルクで乗り換え。下の写真は「しつこいくらい”Augsburg”」(笑)



 4時間ぐらい電車に乗って、無事7時頃にシュトゥットガルト到着。ついにドイツ旅行最後の夜になってしまった。最後の夕食は・・・すでに2回訪れたセルフベジタリアンレストランに決定!シュトゥットガルトに僕お気に入りのお店ができてしまった。

 サラダ、イモ料理、豆料理、炊き込みご飯みたいな料理などなど、たくさんの料理をちょっとずつ取って、果汁でつぶつぶのオレンジジュースも取ってなかなか豪華な夕食になった。もちろんうまい。とても満足。この店はおすすめ。


↑お気に入りのシュトゥットガルトのレストランでの夕食

 食後はシュトゥットガルト市街を散歩した。宮殿広場のライトアップがとても印象に残っている。


↑シュトゥットガルト、宮殿広場

 ホテルに戻ってこの日も終了。次の日はいよいよ帰国である。けど、11時過ぎの便でちょっと時間があるので、なぜかまだ行ってなかったフランクフルトのレーマー広場を最後に見てから帰ろう、と計画していた。つづく~。


~この日使ったお金~(1€=160円)
・城入場料 8€
・ノイシュヴァインシュタイン城の磁石 4.9€
・フュッセンのパン 3.2€
・ホテル代 35€
・夕食セルフベジタリアンレストラン 13.4€
・フュッセン駅のロッカー 3€
計67.5€


つづくーーーーーーーーーーーーーー。