2008年3月12日 レーゲンスブルク→バイエルン・ミュンヘン戦観戦
晴れたらドイツで一番高い山があるガルミッシュ・パルテンキルヒェンに行こう。雨だったらレーゲンスブルクかザルツブルグを観光しよう。そう決めて望んだこの日の天候は・・・くもり。むむむ。でも曇っている日に山の頂上行ってもいい景色は見られないかな、と思ったのでなんとなく世界遺産の町、レーゲンスブルクに決定!8時半過ぎの列車に乗り込んだ。
レーゲンスブルクはドナウ川沿いにある都市で、大聖堂がそびえ立つ旧市街は世界遺産に登録されていて、街並みがとても美しいらしい。そんな旧市街を散策するのをとても楽しみにしていた。
ミュンヘンから電車で約1時間半でレーゲンスブルクに到着。レーゲンスブルクの駅舎は北ドイツのツェレの駅に似てる気がする。
下の写真は駅前から旧市街まで続く通り。ここも近代と中世が融合した見事な街並み。
そして見えてきたレーゲンスブルクのシンボル、大聖堂の尖塔!このあたりから古そうな建物が目立つようになってきた。
大きな大きな大聖堂。ケルンやウルムの大聖堂と雰囲気が似てる気がする。
さっそく大聖堂の中に入ってみると、薄暗い空間に映える巨大なステンドグラスが目に飛び込んできた。こんなに大きくて立派なステンドグラスを見たのは初めて。写真では白く写ってしまっているけど、本物はもっとカラフルで、聖書のいろいろな場面が描かれていた。
デジカメのいろいろな機能を使ってみてこの程度。本物のステンドグラスはもっと明るくて、カラフルだった。
イスに座り、しばらくすばらしいステンドグラスに見入った。ひたすら気の済むまでずーっと眺めていられるのが一人旅のいいところだな。
さあ、次はレーゲンスブルクの旧市街を散策しよう。
大聖堂を出て石畳の旧市街を歩き始めた。旧市街の古そうな建物を眺めながらの散策は楽しい。これがドイツの街の一番の楽しみ方だと思う。
狭い路地を歩いていると、時々大きな広場に出る。ここにレストランなんかがあって地元の人が集まってゆっくり談笑している姿が見られる。
ドナウ川の方にも行ってみることに。下の写真はドナウ川の対岸から撮った大聖堂と旧市街の写真。とても絵になる風景。
ドナウ川に沿って並ぶ家々は緑が多く、落ち着いたとてもいい雰囲気。いかにも「ヨーロッパの街並み」といった感じ。すごくいいところだ。
少し歩くと大きな石橋が。この石橋は、11世紀に造られたドイツ最古の石橋らしい。へぇ~へぇ~。
石橋の近くには古そうな建物のソーセージ専門店が。この店の歴史は、なんと石橋と同じ11世紀にまでさかのぼるらしい。11世紀に石橋が建設される際に、飯屋として造られたのが最初らしい。そんな歴史あるソーセージ専門店でドナウ川を眺めながら昼食を食べることにしよう!
↑手前の小さい小屋みたいのが歴史あるソーセージ専門店
屋外のテラスの席に座って、さっそく注文。まもなく焼きたてのソーセージが運ばれてきた。
ここのソーセージもすごく香ばしくておいしい。ドナウ川と石橋を見ながらおいしく頂いた。いい時間を過ごした。
↑ソーセージ屋とドナウ川と石橋
今日はゆっくりと時間が流れるような、のんびりしたいい一日。山城に攻め入ってへとへとになるまで歩いた数日前とはえらい違いだ笑。
食後に再び旧市街の散策を楽しんだところで、そろそろミュンヘンに戻ることに。駅に、向かって歩き始めた。ミュンヘンに戻ったらいよいよバイエルン・ミュンヘン戦観戦だ!
ミュンヘンに戻ってきたのは3時半頃。試合は8時45分からなのでまだ結構時間がある。さあどこに行こう?そういえば今回の旅ではまだ一度も美術館に入ってないな・・・イタリアでは飽きるほど絵画を見てきたのに・・・。というわけで、ミュンヘンの美術館に行くことにしよう!
ミュンヘンには、19世紀以前の絵画を展示するアルテ・モナクピークと19世紀以降を展示するノイエ・モナクピークの2つのヨーロッパを代表する美術館がある。なんとなく古いほう、アルテ・モナクピークに決定。
駅から歩いてアルテ・モナクピークに到着。すごく立派で重厚な建物。
館内は、広い1フロアにたくさんの部屋が設けられていて、作品が分類されている。音声ガイドを借りて、順番にゆっくり見ていった。館内は写真撮影OK。特に印象に残った1枚を写真に撮っておいた。聖母マリアの昇天の場面が描かれた下の絵が特に印象に残った。
他にも懐かしい今も昔も変わらないヴェネツィアのサン・マルコ広場の絵や、正確な数字は忘れたけど縦5メートル横3メートルぐらいの巨大なキャンパスに描かれた「最後の審判」なんかはすごく印象に残っている。なかなか見ることのできない本場の絵画を、今回の旅でも鑑賞することができて満足。
時刻は6時頃。そろそろ夕食を、とミュンヘン中心の歩行者天国の通りを散策していたら、市庁舎近くで何やら騒ぎが。なんとバイエルン・ミュンヘンと対戦するベルギーのアンデルレヒトのサポーターが応援歌を大合唱!それをたくさんの野次馬と警官が見守っていた。
↑わかりにくいけど、紫のユニフォームを着たアンドルレヒトサポーターが大騒ぎ!
パトカーも何台かやってきて大騒ぎ。
10分くらいで騒ぎも収まり、そろそろ夕食を。しかし、多くのレストランはバイエルンのユニフォームを着たたくさんのサポーターで大混雑。ビアホールなんかも満席で、あふれて路地で飲む人たちまで。仕方ない、今日は軽く済ませることにしよう。
いろいろ探して結局選んだのはマクド・・・。今までいろいろな街のマクドで、カプチーノ1杯頼んで休憩させてもらったし感謝するとしよう。味は日本と一緒だけど、日本よりもちょっとボリュームがあるような気がする。
夜の市庁舎はライトアップされていてきれい。デジカメの機能を生かして撮影。本物はこんなに明るくないけど・・・。
時刻は7時半過ぎ。そろそろアリエンツアレーナへ行くか!大勢のサポーター達とともに地下鉄Uバーンの列車に乗り込んだ。
満員列車に乗って15分ほどでアリエンツアレーナ近くの駅に到着。大勢で駅の構内を歩き、スタジアムへの一本道へ出ると・・・赤い!!
近代的なスタジアム。西京極とえらい違いだ・・・。
アリエンツアレーナは、観客の席とピッチがとても近く、傾斜も急なのでとても見やすい。席も中段のど真ん中ですごくいいところ。わくわくするなーーー。
ただ、ひとつ気がかりだったのはこの試合はほとんど消化試合だということ。UEFAカップの決勝トーナメントは、ホーム&アウェーで合計ゴール数の多いクラブが勝ち上がり。1週間前にベルギーで行われた第1戦で、なんとバイエルンは5-0でアンデルレヒトに大勝!今日の第2戦は、負けても4点差以内なら準決勝進出という、あまり重要度が高いゲームではなくなってしまったのだ。となると、バイエルンは主力温存のために控え組みで望むかもしれない。そうだったら残念だなあ・・・と感じていた。
そして気になるスタメン発表。予想に反し、サニョル、ルシオ、ラーム、ポドルスキー、クローゼと、僕の知っている主力選手をほぼ出してくれた。シュヴァインシュタイガー、カーン、リベリー、トニは温存という形になったものの、このスタメンを聞いたときはうれしかった!
そして試合開始!
こういうシチュエーションだけに満員とは行かなかったけど、8割ぐらいは入っていてすごい大歓声!
両ゴール裏に陣取るバイエルンサポーターが、交互に
「バーーーーイエルン!!!」
「バーーーーイエルン!!!」
というコールを何回も右に左に響かせたは鳥肌が立った。やっぱ本場は違う。
選手が僕側のサイドラインの近くに来たときは、顔が確認できるぐらいの近さ。クローゼは、ちゃんとクローゼの顔をしていた(笑)。
試合開始早々の前半9分、コーナーキックをルシオが頭で合わせてあっという間にバイエルン先制!!
ゴールの瞬間、
「イエエエエェェェェェェェ!!!!!!」
と叫び、横の熱心なおじさん達と飛び上がって喜んだのが忘れられない!
バイエルンは、速く正確なパス回しでどんどん相手の守備を崩していった。次々とチャンスが生まれて見ててすごくおもしろい。
↑試合中の1コマ①
クローゼの飛び出しはすばらしい。味方のパスを感じて、オフサイドギリギリで抜け出して何回も決定機を作った。
けど、決められない!クローゼは2、3回、1対1の決定機を作りながらも、すべてはずしてしまった。
決定機をはずす度に周りから
「オウゥ・・・」
というこっち独特のため息。
すると、前半半ばからアンデルレヒトのカウンターがはまり出した。
前半20分には、アンデルレヒトのアキンが、ペナルティライン中央からシュートを放ちゴール!1-1の同点。
ゴール裏3階席に陣取る、さっき市庁舎近くで大騒ぎしていたアンデルレヒトサポーターだけが大喜び!バイエルンサポーターは無反応。
続く前半35分には、アンデルレヒト、ヤコヴェンコが右サイドから凄まじい強烈なロングシュートを放ち、ゴールポスト右側をかするようにしてゴール!!
敵ながらすばらしすぎるスーパーゴールにびっくり。
思わず「おお・・・・・・・」とつぶやきながら横のおじさんと目を合わせた。
これが世界レベルのプレーか。びっくりした。
前半は2-1のまま終了。ハーフタイムに横のおじさんと片言の英語でおしゃべり。おじさんは昔からの熱烈なバイエルンサポーターで、数年前バイエルンが日本で行われたトヨタカップに出場したときは来日したらしい。すごい。熱いなー。
後半開始直前に、うれしいアナウンスが。リベリー投入!個人的にリベリーのプレーは大好きなのでとてもうれしい!
後半もバイエルンが攻め、時々アンデルレヒトがカウンターでチャンスを迎える展開が続いた。
後半半ばには、リベリーが中断からドリブルで次々相手守備陣を縦に突破してシュート!
ゴールにはならなかったけど、リベリーのすばらしいプレーが強烈に印象に残った。
↑試合中の1コマ②
後半もバイエルンは次々とチャンスを作り出し、見てておもしろいサッカーを展開してくれたけど、決めきれず結局このまま1-2のまま試合終了。トータル6-2でバイエルンが準決勝進出!
これでドイツでのサッカー観戦5試合が全部終わってしまった。後半ロスタイムに入ったとき、「もうしばらく本場のサッカーを生で見る機会はないだろうなー」と思うと感慨深くなったりもした。
帰り際にはじっくりと赤いスタジアムを眺めて、大勢のサポーター共に地下鉄に乗って帰り、この日も終了。今日はレーゲンスブルクを散策し、美術館で絵画を鑑賞した後にサッカー観戦、というなかなか充実した日だったな。
次の日は、あさって午前フランクフルト発の帰りの飛行機に乗るために、フランクフルトから電車で1時間半のところにあるシュトゥットガルトに移動する日。なぜ、フランクフルトではなく、シュトゥットガルトに泊まるのかというと、フランクフルトは見本市が行われているため、ホテル代が通常の4倍以上なのだ。
でもただ移動するだけではおもしろくないので、時間はギリギリになるけどフュッセンに寄り道して、ドイツ観光のハイライト、ノイシュヴァインシュタイン城を見てから帰ろう、と計画していた。
~この日使ったお金~(1€=160円)
・レーゲンスブルクのマグネット 3.5€
・レーゲンスブルクで食べた昼食ソーセージ12.3€
・美術館入場料 5.5€
・ミュンヘンのマクド 4.9€
・地下鉄往復 4.4€
計30.6€
つづくーーーーーーーーーー
晴れたらドイツで一番高い山があるガルミッシュ・パルテンキルヒェンに行こう。雨だったらレーゲンスブルクかザルツブルグを観光しよう。そう決めて望んだこの日の天候は・・・くもり。むむむ。でも曇っている日に山の頂上行ってもいい景色は見られないかな、と思ったのでなんとなく世界遺産の町、レーゲンスブルクに決定!8時半過ぎの列車に乗り込んだ。
レーゲンスブルクはドナウ川沿いにある都市で、大聖堂がそびえ立つ旧市街は世界遺産に登録されていて、街並みがとても美しいらしい。そんな旧市街を散策するのをとても楽しみにしていた。
ミュンヘンから電車で約1時間半でレーゲンスブルクに到着。レーゲンスブルクの駅舎は北ドイツのツェレの駅に似てる気がする。
下の写真は駅前から旧市街まで続く通り。ここも近代と中世が融合した見事な街並み。
そして見えてきたレーゲンスブルクのシンボル、大聖堂の尖塔!このあたりから古そうな建物が目立つようになってきた。
大きな大きな大聖堂。ケルンやウルムの大聖堂と雰囲気が似てる気がする。
さっそく大聖堂の中に入ってみると、薄暗い空間に映える巨大なステンドグラスが目に飛び込んできた。こんなに大きくて立派なステンドグラスを見たのは初めて。写真では白く写ってしまっているけど、本物はもっとカラフルで、聖書のいろいろな場面が描かれていた。
デジカメのいろいろな機能を使ってみてこの程度。本物のステンドグラスはもっと明るくて、カラフルだった。
イスに座り、しばらくすばらしいステンドグラスに見入った。ひたすら気の済むまでずーっと眺めていられるのが一人旅のいいところだな。
さあ、次はレーゲンスブルクの旧市街を散策しよう。
大聖堂を出て石畳の旧市街を歩き始めた。旧市街の古そうな建物を眺めながらの散策は楽しい。これがドイツの街の一番の楽しみ方だと思う。
狭い路地を歩いていると、時々大きな広場に出る。ここにレストランなんかがあって地元の人が集まってゆっくり談笑している姿が見られる。
ドナウ川の方にも行ってみることに。下の写真はドナウ川の対岸から撮った大聖堂と旧市街の写真。とても絵になる風景。
ドナウ川に沿って並ぶ家々は緑が多く、落ち着いたとてもいい雰囲気。いかにも「ヨーロッパの街並み」といった感じ。すごくいいところだ。
少し歩くと大きな石橋が。この石橋は、11世紀に造られたドイツ最古の石橋らしい。へぇ~へぇ~。
石橋の近くには古そうな建物のソーセージ専門店が。この店の歴史は、なんと石橋と同じ11世紀にまでさかのぼるらしい。11世紀に石橋が建設される際に、飯屋として造られたのが最初らしい。そんな歴史あるソーセージ専門店でドナウ川を眺めながら昼食を食べることにしよう!
↑手前の小さい小屋みたいのが歴史あるソーセージ専門店
屋外のテラスの席に座って、さっそく注文。まもなく焼きたてのソーセージが運ばれてきた。
ここのソーセージもすごく香ばしくておいしい。ドナウ川と石橋を見ながらおいしく頂いた。いい時間を過ごした。
↑ソーセージ屋とドナウ川と石橋
今日はゆっくりと時間が流れるような、のんびりしたいい一日。山城に攻め入ってへとへとになるまで歩いた数日前とはえらい違いだ笑。
食後に再び旧市街の散策を楽しんだところで、そろそろミュンヘンに戻ることに。駅に、向かって歩き始めた。ミュンヘンに戻ったらいよいよバイエルン・ミュンヘン戦観戦だ!
ミュンヘンに戻ってきたのは3時半頃。試合は8時45分からなのでまだ結構時間がある。さあどこに行こう?そういえば今回の旅ではまだ一度も美術館に入ってないな・・・イタリアでは飽きるほど絵画を見てきたのに・・・。というわけで、ミュンヘンの美術館に行くことにしよう!
ミュンヘンには、19世紀以前の絵画を展示するアルテ・モナクピークと19世紀以降を展示するノイエ・モナクピークの2つのヨーロッパを代表する美術館がある。なんとなく古いほう、アルテ・モナクピークに決定。
駅から歩いてアルテ・モナクピークに到着。すごく立派で重厚な建物。
館内は、広い1フロアにたくさんの部屋が設けられていて、作品が分類されている。音声ガイドを借りて、順番にゆっくり見ていった。館内は写真撮影OK。特に印象に残った1枚を写真に撮っておいた。聖母マリアの昇天の場面が描かれた下の絵が特に印象に残った。
他にも懐かしい今も昔も変わらないヴェネツィアのサン・マルコ広場の絵や、正確な数字は忘れたけど縦5メートル横3メートルぐらいの巨大なキャンパスに描かれた「最後の審判」なんかはすごく印象に残っている。なかなか見ることのできない本場の絵画を、今回の旅でも鑑賞することができて満足。
時刻は6時頃。そろそろ夕食を、とミュンヘン中心の歩行者天国の通りを散策していたら、市庁舎近くで何やら騒ぎが。なんとバイエルン・ミュンヘンと対戦するベルギーのアンデルレヒトのサポーターが応援歌を大合唱!それをたくさんの野次馬と警官が見守っていた。
↑わかりにくいけど、紫のユニフォームを着たアンドルレヒトサポーターが大騒ぎ!
パトカーも何台かやってきて大騒ぎ。
10分くらいで騒ぎも収まり、そろそろ夕食を。しかし、多くのレストランはバイエルンのユニフォームを着たたくさんのサポーターで大混雑。ビアホールなんかも満席で、あふれて路地で飲む人たちまで。仕方ない、今日は軽く済ませることにしよう。
いろいろ探して結局選んだのはマクド・・・。今までいろいろな街のマクドで、カプチーノ1杯頼んで休憩させてもらったし感謝するとしよう。味は日本と一緒だけど、日本よりもちょっとボリュームがあるような気がする。
夜の市庁舎はライトアップされていてきれい。デジカメの機能を生かして撮影。本物はこんなに明るくないけど・・・。
時刻は7時半過ぎ。そろそろアリエンツアレーナへ行くか!大勢のサポーター達とともに地下鉄Uバーンの列車に乗り込んだ。
満員列車に乗って15分ほどでアリエンツアレーナ近くの駅に到着。大勢で駅の構内を歩き、スタジアムへの一本道へ出ると・・・赤い!!
近代的なスタジアム。西京極とえらい違いだ・・・。
アリエンツアレーナは、観客の席とピッチがとても近く、傾斜も急なのでとても見やすい。席も中段のど真ん中ですごくいいところ。わくわくするなーーー。
ただ、ひとつ気がかりだったのはこの試合はほとんど消化試合だということ。UEFAカップの決勝トーナメントは、ホーム&アウェーで合計ゴール数の多いクラブが勝ち上がり。1週間前にベルギーで行われた第1戦で、なんとバイエルンは5-0でアンデルレヒトに大勝!今日の第2戦は、負けても4点差以内なら準決勝進出という、あまり重要度が高いゲームではなくなってしまったのだ。となると、バイエルンは主力温存のために控え組みで望むかもしれない。そうだったら残念だなあ・・・と感じていた。
そして気になるスタメン発表。予想に反し、サニョル、ルシオ、ラーム、ポドルスキー、クローゼと、僕の知っている主力選手をほぼ出してくれた。シュヴァインシュタイガー、カーン、リベリー、トニは温存という形になったものの、このスタメンを聞いたときはうれしかった!
そして試合開始!
こういうシチュエーションだけに満員とは行かなかったけど、8割ぐらいは入っていてすごい大歓声!
両ゴール裏に陣取るバイエルンサポーターが、交互に
「バーーーーイエルン!!!」
「バーーーーイエルン!!!」
というコールを何回も右に左に響かせたは鳥肌が立った。やっぱ本場は違う。
選手が僕側のサイドラインの近くに来たときは、顔が確認できるぐらいの近さ。クローゼは、ちゃんとクローゼの顔をしていた(笑)。
試合開始早々の前半9分、コーナーキックをルシオが頭で合わせてあっという間にバイエルン先制!!
ゴールの瞬間、
「イエエエエェェェェェェェ!!!!!!」
と叫び、横の熱心なおじさん達と飛び上がって喜んだのが忘れられない!
バイエルンは、速く正確なパス回しでどんどん相手の守備を崩していった。次々とチャンスが生まれて見ててすごくおもしろい。
↑試合中の1コマ①
クローゼの飛び出しはすばらしい。味方のパスを感じて、オフサイドギリギリで抜け出して何回も決定機を作った。
けど、決められない!クローゼは2、3回、1対1の決定機を作りながらも、すべてはずしてしまった。
決定機をはずす度に周りから
「オウゥ・・・」
というこっち独特のため息。
すると、前半半ばからアンデルレヒトのカウンターがはまり出した。
前半20分には、アンデルレヒトのアキンが、ペナルティライン中央からシュートを放ちゴール!1-1の同点。
ゴール裏3階席に陣取る、さっき市庁舎近くで大騒ぎしていたアンデルレヒトサポーターだけが大喜び!バイエルンサポーターは無反応。
続く前半35分には、アンデルレヒト、ヤコヴェンコが右サイドから凄まじい強烈なロングシュートを放ち、ゴールポスト右側をかするようにしてゴール!!
敵ながらすばらしすぎるスーパーゴールにびっくり。
思わず「おお・・・・・・・」とつぶやきながら横のおじさんと目を合わせた。
これが世界レベルのプレーか。びっくりした。
前半は2-1のまま終了。ハーフタイムに横のおじさんと片言の英語でおしゃべり。おじさんは昔からの熱烈なバイエルンサポーターで、数年前バイエルンが日本で行われたトヨタカップに出場したときは来日したらしい。すごい。熱いなー。
後半開始直前に、うれしいアナウンスが。リベリー投入!個人的にリベリーのプレーは大好きなのでとてもうれしい!
後半もバイエルンが攻め、時々アンデルレヒトがカウンターでチャンスを迎える展開が続いた。
後半半ばには、リベリーが中断からドリブルで次々相手守備陣を縦に突破してシュート!
ゴールにはならなかったけど、リベリーのすばらしいプレーが強烈に印象に残った。
↑試合中の1コマ②
後半もバイエルンは次々とチャンスを作り出し、見てておもしろいサッカーを展開してくれたけど、決めきれず結局このまま1-2のまま試合終了。トータル6-2でバイエルンが準決勝進出!
これでドイツでのサッカー観戦5試合が全部終わってしまった。後半ロスタイムに入ったとき、「もうしばらく本場のサッカーを生で見る機会はないだろうなー」と思うと感慨深くなったりもした。
帰り際にはじっくりと赤いスタジアムを眺めて、大勢のサポーター共に地下鉄に乗って帰り、この日も終了。今日はレーゲンスブルクを散策し、美術館で絵画を鑑賞した後にサッカー観戦、というなかなか充実した日だったな。
次の日は、あさって午前フランクフルト発の帰りの飛行機に乗るために、フランクフルトから電車で1時間半のところにあるシュトゥットガルトに移動する日。なぜ、フランクフルトではなく、シュトゥットガルトに泊まるのかというと、フランクフルトは見本市が行われているため、ホテル代が通常の4倍以上なのだ。
でもただ移動するだけではおもしろくないので、時間はギリギリになるけどフュッセンに寄り道して、ドイツ観光のハイライト、ノイシュヴァインシュタイン城を見てから帰ろう、と計画していた。
~この日使ったお金~(1€=160円)
・レーゲンスブルクのマグネット 3.5€
・レーゲンスブルクで食べた昼食ソーセージ12.3€
・美術館入場料 5.5€
・ミュンヘンのマクド 4.9€
・地下鉄往復 4.4€
計30.6€
つづくーーーーーーーーーー