こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!
ニワトリもエサためなら空を飛びます。
「主節と主語が異なる分詞構文」について、「The Sun」をもとに解説します。
▷今日のテーマ
主節と主語が異なる分詞構文
▷今日の例文
英文▷ Captured in Guizhou Province in China, a farmer blows his whistle and hundreds of chickens fly over from all directions and gather on the road to be fed.
訳例▷ (この映像は)中国の貴州省で撮影されました。農夫が笛を吹くと何百羽ものニワトリが四方八方から飛んできて、エサをもらうために道路の上に集まります。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!
ニワトリもエサためなら空を飛びます。
「主節と主語が異なる分詞構文」について、「The Sun」をもとに解説します。
▷今日のテーマ
主節と主語が異なる分詞構文
▷今日の例文
英文▷ Captured in Guizhou Province in China, a farmer blows his whistle and hundreds of chickens fly over from all directions and gather on the road to be fed.
訳例▷ (この映像は)中国の貴州省で撮影されました。農夫が笛を吹くと何百羽ものニワトリが四方八方から飛んできて、エサをもらうために道路の上に集まります。
▷実際のニュース映像はThe Sun
▷解説
分詞構文の主語は主節の主語と一致するのが原則です。
例▷ Singing a song, he left the room.
(歌を歌いながら彼は出ていった。)
この場合、「Singing(歌う)」の意味上の主語は主節の「he」です。
分詞構文には過去分詞から始まるものもありますが、この場合も同様です。
例▷ Written in Greek, the book is very difficult for me to read.
(ギリシャ語で書かれているので、私にはその本を読むのが難しい。)
この場合、「Written(書かれた)」の意味上の主語はやはり主節の「the book」です。
「Written」は、「Being written」の「being」が省略されたもので、受け身の意味になっています。
ところが、まれに分詞構文の主語と主節の主語が一致しない文を見ることがあります。
例▷ Written in Greek, I can't read the book.
(ギリシャ語で書かれているので、私にはその本を読めない。)
これは避けるべきであるという人が多いのですが、最近のインターネットのニュース記事でもよく見かけます。
「懸垂分詞構文」などと呼ばれることもあります。
「今日の例文」もこの「懸垂分詞構文」だと思われます。
前半は分詞構文です。そして「Captured(記録された)」の意味上の主語は例えば「この映像は」などになると思われますが、主節の主語は「a farmer」となっていて、一致していません。
▷おまけ
今日の記事の冒頭にある「So chickens can fly!」の「So」は、「誰もが信じていること」「常識と思ってこと」などについて、それと反対のことを述べる時に使うものです。
ここでは「実はニワトリは飛べるんです!」というように「実は」といった意味を表します。
▷その他の単語
capture: 〜を記録する
Guizhou Province: 貴州省 ※貴州省は中国南西部の山岳地域にある省です。
farmer: 農夫
blow a whistle: ホイッスル[警鐘・汽笛]を鳴らす、笛を吹く、警告を発する
chicken: ニワトリ
fly over: 上空を飛ぶ[飛行する]
from all directions: 全ての方向から、四方八方から
gather: 集まる
on the road: 路上で、道路に出て
to be fed: 食べさせてもらうために
▷今日の例文は「The Sun」から
Flying Chickens