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鈴木彩子(SAICO) 長い放課後,ひとりぼっちの意味,有罪, 他...

2020年05月12日 | その他(鈴木彩子,アマビエ様風味?,雑記など)
SAICO (鈴木彩子)」の、 『ALL TIME BEST ALBUM』の発売(2020/05/27)まで、 まだ 2週間ほど...

長い放課後
以前にも書きましたが・・・

曲名でわかる通り、 学校を舞台にした情景を描いた曲。

描かれる情景は、 とても重く 悲しい。
この 社会問題的なテーマは、 より本当には、 程度の差はあっても 殆どの誰もが 関与しているはず。
そのため、 多くにとっては 意識させられたくないことで、 扱うこと自体が、 嫌悪や 反感といった ネガティブな感情を 生じさせ易いことにもなる。
だから、 少々の気持ちでは、 何も あえてやらなくても・・・ の方が上回って、 積極的には 扱い難いものだろうと思う。
まして、 商用音楽の環境では なおさらだろう。
一方で、 それを ここまで直接的に描くと、 “逆に”特別な存在にもなるだろう。

この詞は、 “救い”を描かない。
でも、 この曲自体が、 小さくても 確かな“救い”になることが あるはず。
だから、 どういう形にしても、 この曲に誇りを持ち続けることは、 アーティストとしての責任なのかもしれない、と思う。


ひとりぼっちの意味
「長い放課後」より 何年か前に発表されている曲。
今回のベストアルバムで入るのは、 CDではなく、 DVDの方。
DVDに収録されるのは LIVE版(?)のようだが、 ここでは アルバム『19才の鼓動』に収録されている曲の印象を書いている。

この曲を聴けば、 学校の情景が歌われていることは すぐにわかる。

この詞は、 たぶん 意図的に、だと思えるが・・・、 フレーズの並びが ちょっとシャッフルされているような、 そのままでは 状況がストレートには見えてこない 解り難さを感じる。
前奏から 軽く明るめの曲調のイメージもあって、 あまり 厚い意識を向けずに聴くと、 いくつか繰り返し出てくる重い言葉に いまひとつ釈然としない違和感を感じながらも、 学校生活の 平凡で ちょっと退屈な ありふれた日常が歌われているようにも 思えるのではないだろうか。

でも、 詞の全体を見わたせて、
 テレビ見た 夕べのことを みんなが話してるけど
その テレビで見たのが 何なのか、が解ると、 描かれている 本当の情景が見えてくる。
 かっこつけて しょぼくれてる 先生は どんな気持ち?
このフレーズが、 ありふれた日常の中でなら 先生の イケてない様を揶揄った 軽い言葉にすぎないのだろうが・・・、 同じ文言でも、 この状況で、となると、 全く意味が違う、 関係として 破壊的な冷めた視線での 痛烈で辛辣な言葉だろう。

この曲の 解り難さを感じる構成は、 その重さに向き合おうとしなければ、 まるで 平凡な日常のように、 そして、他人事のように、 簡単に流れ去っていく怖さが描かれている アーティスティックな表現のように 感じる。


罪人 , 心臓 , インコ , 天国
これらも、 今回のベストアルバムでは、 DVDの方に入る曲。

インパクトがある(ありすぎる?)直接的な言葉での詞を、 歌うというか、叫ぶというか・・・
詞は、 口語の文章 そのままのような、 詩的な並べ換えた言い回しや 短いフレーズに英単語を充てたりしない、 思いっきり“日本語”。

現在は お花屋さんの このアーティストの“普段”だけを知っている人だと、 こういう曲を こんな風に歌う姿は 想像できないかも...
逆にも、 “普段”は知らなくて、 こういう曲の印象が強い人だと、 “普段”のイメージの 大きすぎるギャップは 想像できないかも...

「天国」は、 このアーティストが 車の事故で重傷を負った(死にかけた?)後に発表された曲。
この背景を知って聴くと、 “生きてたい 生きてたい” の連呼は 一層インパクトがあるフレーズに感じられる。

「心臓」は、 叫ぶというほどではないか。
サウンドが特徴的な印象。
スターウォーズの最初の作品だったかの 酒場のシーンで演奏されている曲を うんとアップテンポにしたら 似たような感じになるかな、といったイメージ。
個人的には どの曲を聴くときも ベースに意識を置いている度合いが大きめだと思うので、 その部分でも この曲のサウンドは 楽しみが多い。


有罪
これは CDに入る曲。

曲名からして、 そう ハッピーな情景は描かれないだろうことは、 たいてい誰でも予想する通り。

詞も サウンドも、 結構“好き”な曲。
これの何処を?と思う人も いそう・・・だが、 実際に好きなので x x x

詞は、 限定された特殊な対象のことを言っているのではないと思う。
たとえば、 普段 ここで載せている分野でなら、 “鳥の写真”で見かける面々の 圧倒的大多数を連想する。
わざわざ 自身も 周囲も 写すほどの価値もないようにしてあげることに お励みになって 得意満面に あべこべな 恩を押し売りしてしまう面々、 そして、 その愚かさを理解できず あべこべに ありがたがって崇めては 群がって真似をして わざわざ 周りを巻き添えにしてまで 自爆し続けていることにも気付けずに 得意満面に 称え合っている面々・・・
もちろん、 こういうことは、 “鳥”に関連する世界だけのことではない。
特定の世界にあることは、 他の どこの世界にもあること、 そして、 リアル世界にあることは、ネット世界にもあること。
どこの世界でも、 圧倒的大多数が 正しいとか優れているとして 当たり前に信じられている常識の とても多くは、 実際には 全く矛盾した 支離滅裂な 馬鹿げた言動だということが、 何ら珍しくもなく、 無数に溢れているもの。
 どうしていつまでも気付かないの
でも、 それは、 誤りや矛盾を指摘されたところで、 あらためて つじつまが合っていない常識の下に群れる 同類さん同士の『集い』での『設定』を復唱し合うだけの繰り返しで、 その滑稽ぶりに気付けることは 望み難いもの、 そして、 むしろ、 より一層の あべこべな 優越感を駆って、 世の為、人の為を思っての ご立派な行動のつもりで 馬鹿げた正義感を振りかざして・・・と なりがち。

サウンド的に好きな曲、ということでは 「How do you feel ?」 「Late Show」も挙げたい...のだが・・・、 今回のベストアルバムには 入っていない x x x


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