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鯉がジャンプしたシーンを「見たことがある」というのは、 結構いそう。
でも、 写真に捉えようと狙って待つ、となると、 そう頻繁には起きないもの。
そして、 いつ、どこで跳ぶかを予測するのは難しく、 そもそも、 どこにいるのか自体から見え難い。
シャッターチャンスは、 見えない水中から跳び出してきた一瞬。
でも、 人は 体の動作が反応するのにタイムラグがある上に、 カメラのレリーズタイムラグ(レリーズしてから シャッターが切れるまでの動作にかかる時間)も積み重なる。
跳んだのが見えてからカメラを向けたのでは、 写るのは 落下した後。
だから、 なるべく正確な位置で構図を待ち構えて、 まだ何もない情景の中に跳び出してくる瞬間にレリーズする必要がある。
そして、 上手く対応できて「捉えた!」と思った状況でも、 画的に良い形のタイミングがない動きになったり、 跳び上がるというほどにはならずに沈んでいったりに終わることは 多々。
技術的には捉えていても、 その結果に どんな画が得られるかは “運”の世界。
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こういうシーンを捉えるのは、 自分にとっては、 鳥写真の感覚を応用しているイメージがある。
時間では 圧倒的大部分を占める 具体的に狙える対象がない時にも、 いつ、どこに、何が現れるかわからない 見えていない対象の捕捉に集中を保って、 狙う候補を見つけると、 まだ起きていない動きを予測して追う、といった感覚。
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