モロゾフ株式会社はバレンタインデーにチョコレートを贈る習慣を始めた会社のひとつとしても有名。元々は、白系ロシア人であるモロゾフ一家が、ロシア革命を逃れて日本に渡り、神戸で経営していたチョコレート店でした。
出資者との経営問題が起こり、モロゾフ氏は日本語が不自由だったため、結果的に裁判でモロゾフ洋菓子店を出ました。モロゾフ一家は店から去るだけではなく、「モロゾフ」や類似した商号を使用して菓子販売をすることを禁じられ、同様の事業をすることも禁じられました。モロゾフ家にとって厳しい条件でしたが、条件を飲まなければロシアへ強制送還すると言われたため、判決をのまざるを得ませんでした。
モロゾフを離れたモロゾフ家は紆余曲折を経て、戦後「コスモポリタン製菓(2006年に廃業)」を再度設立しました。ここも、日本にバレンタインデーにチョコレートを送る習慣を導入した会社の一つといわれます。二代目の名前がバレンティンで、作った会社の名前がバレンタイン菓子店。その会社が「コスモポリタン製菓」を作りました。
- Wikipedia - より