今日は、午前中からアメリカ大統領選挙の行方を注視してましたが、前日の世論調査の結果を覆し、トランプ氏が終始先行して勝利をしました。
勝利宣言での彼の言葉は、ヒラリー氏の健闘を称え、選挙戦の激しい舌戦とは打って変わった静かな勝利宣言でした。
その言葉を信ずるなら、トランプ勝利で円高、株価の下落も徐々に回復しそうな感じがします。できることなら、内向きな政策に終始することなく、今まで顔を出さなかったリベラル?な顔を見せてほしいと期待します。
そのためにも、トランプを大統領候補にした共和党の責任は、素人の眼から見ても明らかで各州で勝利した支持者の中に白人以外の支持者あっての勝利を肝に銘じてほしいです。
思えば、英国のEU離脱とヨーロッパに広がるナショナリズムの台頭の中で、若者たちの力により、均衡が保たれ、世界恐慌の危機と平和的な安定は何とか保たれていると思います。今回の大統領選は、嫌われ者対決と言われ、ある意味で悪党対決のように思いました。トランプの過激が発言とヒラリーのメール問題や財団の不正事を比較した場合、トランプ勝利は深刻な問題ではないかもしれません。その意味でも、アメリカのリベラルな若者たちのエネルギーに期待をしてます。
僕が、もっとも恐れるのはナショナリズムの台頭です。トランプの勝利でナショナリズムの波が世界に広がることです。アメリカの正義の是非はともかく、トランプ大統領の一連の主張が虚妄となることを祈りつつ、今後も注視していくしかない。