今日は、朝から一日新元号の話題で賑わっていました。新元号の令和は、今までの中国の古典を参考している元号から日本の古典の万葉集からとられました。安倍首相の強い要望があるように思いますが、そんな話題にしてしまうと、どこか政治的に思惑がありそうですので、素直に今回の新元号と共に御祝したいなと思います。
首相の談話にあるように、令和は時に、初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす。とのことで「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」との意味を込めたそうで、文化的な意味あいが強く感じますし、内容からも女性的なイメージがわきます。
花見の季節は平安時代は、桜ではなく梅を見ることであったそうです。後に嵯峨天皇が梅の時期は花をめでるには寒いために桜を見ることになったそうですが、花見の風習は中国からきており、梅は高潔、繁栄を意味する吉祥の花で初春の令月は、良き月を指しています。また、初春の梅と春の蘭からも、花ひらく季節と幸福な時を感じます。
ともあれ、文化が生まれ育つ国は、争いごとがなく平和な社会があってこそ、そんな令和の時代であってほしいと思います。