映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回はジェシカ・チャステイン主演の実話に基づく映画「モリーズ・ゲーム」です。
昨夜はアカデミ―賞が発表されました。下馬評通りの各賞受賞者になりましたが、日本でも現在公開または公開予定の作品が目白押しです。
さて今回の作品は、モーグルのオリンピック候補が主人公、モリー・ブルームという女性が主人公。言ってもオリンピックを目指すアスリートの話ではありません。
オリンピック予選で大怪我をし選手生命を失なったモリ―が、勤め先のボスから、ポーカーゲームのアシスタントを頼まれることで成功を手にし、その後一つのトラブルをめぐりFBIに逮捕されこととなる転落の人生とその後を描いています。
ジェシカの他にも父親役にケヴィン・コスナー、モリ―を弁護する黒人弁護士にイドリス・エルバ、彼女を成功と破滅に導く男にマイケル・セラと新旧実力派の俳優陣が脇を固めています。特にケヴィンの父親役は、彼のイメージを覆すものでした。
そして、この作品のキーワードとなるのが、アメリカではよくある司法取引。モリ―の決断にも注目です。
秘密裏に行われるシンプルなポーカーゲームによる賭博。オリンピック選手の道をあきらめ、ハーバード大学進学を目指していた彼女に突然巻き起こる成功と転落。ジェシカ・チャスティンがアスリートからセクシーなゲームオーナーという役どころを魅力的に演じています。ジェシカは今とても好きな女優ですが、多彩な役どころを演じている彼女が、なぜかオスカーを手にすることが出来ないのも、その器用さかも知れません。
いつか、主演でも助演でもいいからジェシカ・チャスティンがオスカーに輝くをことを祈ってます。