朝の連続テレビ小説「あまちゃん」が好調です。低視聴率の時代に20%越えの記録を続け1位をキープ。この勢いは止まらない感じがします。
今回の「あまちゃん」は、従来の朝ドラとはかなり空気感が違うように思います。その予兆は、前作の「純と愛」でも感じつつありましたが、脚本家・遊川氏の冒険的な内容で議論が結果となりました。
今回の宮藤官九郎氏の脚本も、従来の朝ドラのイメージとは異なるものの、独特なスピード感と今までのヒロインの定義から逸脱したアイドル像を浮き彫りにして、ヒロイン=アイドルがクロスオーバーする展開が老若男女に共感をもって受け容れられた結果だと思うのです。
今回の作品は、未来のアイドルと過去のアイドルの存在。アキ役の能年玲奈とユイ役の橋本愛の二人の未来のアイドルに、アキの母親役の小泉京子と後期の東京編で登場するアイドルから女優へ転身した鈴鹿ひろみ屋役の薬師丸ひろ子。ドラマの上での現実でも新旧アイドルの展開が、興味深いところです。
前期の北三陸のキャストも、宮藤官九郎氏のドラマでお馴染みのキャストや個性的な中堅、ベテラン俳優が顔を揃えていましたが、後期の東京でも、前期で顔を出した謎の男役の松田龍平の実態が明らかになり、古田新太の登場で、北三陸編の前半から更にヒートアップしそうな予感がします。
今までにない、朝から元気になる連続ドラマ「あまちゃん」を観て元気を取り戻しましょう。