日曜日に放送されているNHKアーカイブスで懐かしい人形劇の新八犬伝が紹介されていました。
人形師、辻村ジュサブロー氏の操り人形は、妖艶で繊細、子どもながらに人形の姿に魅了されて夢中に見ていた、記憶があります。
辻村さんの、操り人形は、棒遣いで、自らが制作した人形だからこそ出来る工夫で、繊細な動きを実現されています。八犬伝前に人気を博した人形劇「ひょこりひょうたん島」も棒遣いの手法です。
他には、糸で操るマリオネット。手や指で操るパペットなどがありますが、たとえば、マリオネットで印象が深いのサンダーバード。パペットは、何といってもセサミストリートが強いです。
人形劇の世界は、世界中で人気が高く、それぞれの文化を象徴しているように思えます。
中でも、特筆すべきは文楽の人形浄瑠璃。ユネスコの世界無形遺産でもある日本が誇る操り人形世界は、頭は、と手、足にそれぞれ糸や棒などの細工が施された、究極の操り人形と言えます。
様々なジャンルで繰り広げられる操り人形の世界。老若男女を魅了する永遠の芸能文化だと感じます。