65オヤジのスタイルブック

アールヌーボと日本美術

クリムト / キス [ポスター]

トライエックス

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○クリムト代表作「キス」画面の装飾性に日本美術の影響がうかがえる。

日曜日の昼下がり、天海さんが旅の案内人として「ヨーロッパ歴史ロマン・ミステリー 街よ、歌え! 日本が生んだアール・ヌーヴォー」特番があった。
ウイーンの世紀末を中心にアールヌーボと日本美術の関係を丁寧に解説していた。

特にウイーン世紀末の巨匠・クリムトは相当な日本美術の収集家だったことが、彼の散在したコレクションを追ってわかった。

クリムトの画風は、エロスと相反するように配置された幾何学的な装飾が特徴。
日本美術の影響がここにあることがわかると、キスに代表される黄金の配色も日本美術の絢爛美と類似しているように思う。

ヨーロッパの印象派やゴッホ、ピカソなども日本美術に対する影響は強いことはよく知られている。また、ガレやドームが日本の山水画に影響を受けて大胆に作品に取り入れている。
さらに、ウイーンの世紀末美術からアールヌーボへと日本美術とのかかわりを追っていることが今回の番組の注目点だ。

クリムトと日本美術の相違点を探っていくと、この作家の違う側面が垣間見れて新たな興味が生まれた。

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