ラッセル・クロウ、アマンダ・セイフライド出演のヒューマンドラマ。映画「パパが遺した物語」を観賞
ラッセル・クロウが父をアマンダ・セイフライドが娘役を演じて話題の作品。交通事故で妻を亡くした人気小説家が事故の後遺症から心の病みながら、懸命に娘を育てる物語は、二人を描いた私小説がを元に過去と喪失感を抱きセックス依存症となった娘の現在を混じりながら紡がれていきます。
ラッセル・クロウ演じる父ジェイクは、富と名声を得ながら、事故を境に、闘病、自己破産、養育権を巡る訴訟と娘を引き離される危機に。そしてセイフライド演じるケイティは、大学院で心理学を学びながら、少女のカウンセリングをしながら、人を愛せない自分と葛藤の日々。二人の絆と命に生きる姿が痛々しくも美しく感じます。父と娘の微笑ましい光景と対照的に、二人の結末に深い悲しみ抱き心震えましたが、同時にケイティの未来への希望を強く感じ涙しました。
家族愛を描いた名作が、新たに生まれたと思える作品となりました。