映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、松山ケンイチ主演、SABU監督による「天の茶助」です。
物語は、この世が天界と下界に分かれた世界。天界の住人によるシナリオで下界の運命が決まる中で、天界の住人である松山ケンイチ演じる茶助が恋心を抱く下界の女性の事故により死ぬ運命から助けるために下界に降りたことで、波乱万丈な世界が繰り広げられるもの。
監督のSABUが初めて手掛けた長編小説を、個性的な俳優陣が、個性的な配役で茶助に絡んでいきます。それぞれの配役が俳優の個性をうまく投影していてユーモアの中にリアリティーを感じました。
監督が三年前から居住している沖縄が、自らのシナリオの色に染まることで独特な熱を帯びてリズミカルに展開され、時間を忘れて楽しめる作品でした。