ようやく劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 を鑑賞してきました。
歴代1位の興行収入記録を更新中の劇場版、まだ劇場も混雑してるかなと思いましたが三ヶ月を過ぎると一割ほどの観客でかなり空いてきました。僕が鑑賞したのが愛知県、岐阜での緊急事態宣言前夜のレイト時間でしたが数組の家族とおひとりさまが数人でした。
あまりアニメ作品には興味のない僕でしたがNetflixでのドラマ配信を観て、その後の続編として今回の作品が公開されたこともあり、いつかは劇場で観ようと思ってました。内容は皆さんご存知の通り、鬼殺隊の修業を終えた炭治郎と唯一の生き残りとなり鬼となった禰豆子と鬼退治の善逸に伊之助の次なる任務は、無限列車に乗り込み隊の柱の一人、煉󠄁獄杏寿郎と共に列車に棲みつく鬼を退治するというものです。
劇場版らしい凝縮した戦いが繰り広げられ練られた思索がなかなか面白い内容でしたが、今回は煉󠄁獄杏寿郎の生き様にスポットがあたり柱と炭治郎と禰豆子、善逸、伊之助の四人と残りの柱との関係で進んでいくように思いました。と言うのもおそらく僕は今後の劇場版公開のために、漫画本を観ることをしないつもりですから。
話はそれますが、今回の作品はPG12指定となっています。映画好きならご存知かと思いますPG12に関してはR15やR18とは観覧条件が異なってきます。R指定はその年齢未満の人は鑑賞できませんが、PG12に関しては12歳未満の子供には親または保護者の助言、指導が必要と曖昧な表現となっています。
鬼を殺す、または鬼に殺される残忍なシーンがあることで、どうもPG12指定となったようですが、この点は育った環境や保護者との関係でいささか難しい問題ですが、なぜこの映画が人気を博したのかについては、個人的にはドラマの伏線があって成立し、その背景を理解しているから楽しめました。劇場版の鑑賞の上で、前段でアニメドラマを観た上で鑑賞するかどうかを判断するのが適切ではないでしょうか。
ともあれ、映画におけるPG12という曖昧さも問題ではないかと思いますし、僕が子供の頃は成人映画か否かしかなく、子供が観る映画は怪獣映画と決まってました。そんな中で妖怪ものがあり、恐る恐る観た記憶があります。確かに怖かったし夢にも出てきましたが、その記憶は鮮明に残り良い思い出につながってます。
今回の映画は柱である煉󠄁獄杏寿郎の生き様を見せるだけでも、子供には価値のあるものになるのではないでしょうか。