65オヤジのスタイルブック

DVD・くちびるに歌を

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。中田永一の青春小説を基に描かれた感動作「くちびるに歌を」です。

 

アンジェラ・アキの「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」をもとに書き下ろした小説が映画化されたこの作品。泣ける映画として話題の作品で、どのくらい泣けるのかなと興味本位で観ることにしました。

物語は、長崎の五島列島のある中学校が舞台。出産を前にした合唱部の顧問の臨時職員として、新垣結衣演じる音楽教師、柏木ユリが赴任してきます。合唱コンクールで優勝を目指す生徒たちは、有名ピアニストだったユリの指導に期待をしながら、ユリはまったくやる気がない。さらに、新入部員に先生目当てに男子部員が新たに入部。合唱部は混乱に陥っていきます。

ある過去の事件が原因で自分を責め、ピアノを曳けなくなったユリは、自閉症の兄を持つ男子部員のサトル、部長のナズナなどが抱える悩みを知り、ユリは、生徒たちと向き合い、合唱コンクールに向けて練習に励みます。大会当日、さらに合唱部に新たな試練が待ち受け、ユリと生徒たちはその試練を乗り越えることが出来るのか、、、、。

合唱部の若手俳優たちの演技は、長崎の美しい風景に溶け込むように、みずみずしく輝き、誰もが経験する15歳の自分に重なり懐かしさと感じます。サトシの夢やナズナの亡き母への思いが、心に深く刻まれ、涙が留まることなく流れてきました。

また、サトシの自閉症の兄を演じた渡辺大知は、ミュージシャンの顔を持ち朝ドラのまれにも登場し俳優としても評価が高く、彼の存在がこの作品の重要なカギとなっています。

また、ひとつ青春映画の名作が生まれたように思います。観ていない人は、ぜひこの作品で涙を流し、15の頃のピュアな心を浮かばせてみてください。


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