サンダンス映画祭で2018年観客賞を受賞した話題作。search/サーチを観賞。
先日、おもしろい映画を観てきました。おそらくは、カメラを止めるなに向うを貼れる作品です。
全編パソコンの画面だけで展開されるサスペンス作品です。その斬新なアイデアと張り巡らされた伏線に驚きを感じると思います。内容は、16歳の娘が行方不明となり、手がかりのないままに、彼女が利用していたSNSを手がかりに娘の行方を捜していくと内容です。
物語の筋立ても序章からクライマックスまで詳細に描きながら、パソコンの画面だけで展開していきます。そのツールが、リアルに今の社会に組み込めれていて、すべてが手がかりの伏線となっています。
監督のアニーシュ・チャガンティは若干27歳のインド系アメリカ人。脚本も手がけたセヴ・オハニアンも、過去のサスペンス作品を研究しながら、現代的な映像の中で二転三転するサスペンスの王道とも言える内容で驚かさせてくれてます。主人公の目線が、どこか昨年のハードコアに似てるなと思いましたが、製作スタッフの中にティムール・ベクマンベトフの名前があり、合点がいきました。
パソコンの画面の表情で、主人公の父親ジョンを演じたジョン・チョウの娘に抱く思いもうまく表現され、また、犯人の突き止めるための手がかりも、パソコン上でのズームがあったり、SNSのやりとりだったり、Facetimeの電話でのあったりと主人公への共感や今の時代性がうまくマッチしてました。
この作品、おそらくは、DVDで鑑賞しても楽しめる作品なので、大きなスクリーンとは違う感覚が味わえると思います。