映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、山Pがアジア映画界進出のサイバー犯罪アクション大作「サイバー・ミッション」です。
今回の映画は中国作品で、中国の映像クリエーターがリー・ハイロンという監督を務め、アクション監督にはボーンアイデンティティーのニコラス・パウエルが務め、中国系俳優に山下智久が出演して話題なりましたが、僕はまったく知らなかったというか興味がなかったと思います。ちなみに、ドラマの山Pは好きです。
物語は、主人公のオタク系ひきこもり青年ハオミンが、かつてのハッキング対決した男ゼブラが、山P演じるモリという裏世界の男と通じていることから、香港警察の頼まれて潜入捜査するなかで、世界最大のインフラシステムを手にいれて、サイバーテロを計画していることを知り、その計画を阻止するという内容です。
ここまで知ると、どこにでもあるような最近のサイバーテロと思うでしょうが、その通りです。とにかく内容は、どこか過去のこの手の作品のコピー的なところが充満してます。しかし、そこはアクション監督の本領発揮。カーチェイスの中でプログラムをハッキングしてテロを阻止するシンプルな展開で、超大作が一転B級映画として、なかなかの出来栄えになっています。
しかも、山Pが初の悪役を演じているのが、とても新鮮です。クールな表情ときれいな肌男が暑苦しい俳優陣と上海の背景の中でさわやかさが増し増しです。山Pファンなら必見の映画です。
ふと思いました。山下智久は日本のドラマでは主人公を演じるよりも、アジア映画に妙にしっくり溶け込んでる。このまま、ジャニーさんが亡くなった後は、日本にとどまらず本格的にアジア進出も大いにありだと。