全米で大ヒットの新感覚のホラー映画「クワイエット・プレイス」を観賞
全米を震撼させ、音を立てたら即死のキャッチコピーで、日本でもヒットを続けているクワイエットプレイス。ホラー作品が苦手な僕ですが、映画ファンがこぞって絶賛するので、勇気を出して観てきました。
物語は、近未来のとあるNY郊外の荒廃した町。人類が滅亡の危機に瀕している中で、音を立ててはいけないのルールで密かに暮らす家族。しかも、妻は妊娠中という中で、彼らは如何にして生き延びることができるか。
監督はアメリカドラマの「トム・クランシー CIA分析官 ジャック・ライアン」主演と制作を務めた映画でもバイプレイヤーとして活躍するジョン・クラシンスキーで夫役として出演、さらに実際の妻のエミリー・ブラントが妻役で共演してます。また、子供役の姉リーガンと弟マーカスを演じたミリセント・シモンズとノア・ジュプが演技がとても素晴らしいです。耳の聞こえない姉と気弱で病弱な弟が、見えない恐怖をさらに増幅させています。
劇場予告で繰り返された、幼い子供が、NASAのロケットのおもちゃのサイレンを鳴らした瞬間に起こる恐怖のシーン。実はこのシーンに、家族のその後に隠された運命の序章となっています。家族の行方にじっと静かに向かい合ってほしいです。出来れば、ポップコーンは食べないでほしいです。
ホラーと言っても、日本のものとは異なる現実味を帯びたSF的展開の中で、家族の愛のサバイバルが描かれたヒューマンドラマの様相が観る人を惹きつけるのだと感じました。
とにかく、ワクワクドキドキの展開に震えながら、家族の愛に涙してください。