東海地方の美術ファンには、うれしいニュースが入ってきました。
ゴーギャンの油彩画を愛知県が3億円で購入。愛知県美術館で展示（時期は未定）されます。
ゴーギャンと言えば、ゴッホの友人であり、タヒチの女たちを主題にして、その明るい色調が人気の巨匠です。
今回の作品は、海岸の庭・木靴職人が表と裏の両面に描かれた油彩画で、ゴーギャンの画風が確立される前の作品だそうです。
今回の購入資金は、美術ファンの寄付金により購入されるもので、購入額2億9800万円で、東海3県では、初のゴーギャン油彩画になるそうです。
愛知県美術館やクリムト、ピカソ等は、バブル期に購入されたもので、今回の3億円の購入は破格の安値と言えます。
また、寄付金によるものなので、まったく批判なき作品と言えます。
美術に興味のない方にとっては、無駄使いのように思われる美術品ですが、今回のゴーギャン作品は、東海地方の知名度アップには欠かさないものとなり、この地方の文化水準を上げる意味で大きな力になると思います。
巨匠たちの油彩画は、語らずとも納得できる存在感があります。みなさんも、展示の際には、愛知県美術館に足を運んで観てください。
