Baby’s Breath松田聖子ソニーミュージックエンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
日本の歌謡界において、生きる伝説と言える松田聖子のドキュメンタリーが放映された。彼女の初めてのドキュメンタリー番組だそうだ。
このドキュメンタリーを観て思うことは、松田聖子のターニングポイントは、結婚を境にし、その後の松田聖子の存在感を大きくしていることがわかる。
彼女は、結婚を機に、結婚、子育て、女性の自立などのその時代の女性が抱えていた問題をクリアして松田聖子としての存在を不動のものにした。
それは、彼女の週刊誌の登場回数歴代トップ(ちなみに、2位は長嶋茂雄)の記録が証明している。
彼女と同世代の僕にとって、松田聖子は存在感としては大きくはない。
もともと歌謡界にアイドル嗜好の薄い僕は、彼女を夢中になって追いかけている男たちが、滑稽に感じていた。
しかしながら、一部のファンをのぞき、今や松田聖子は30代の女性のカリスマとなっている。
そのことは、以前から理解はしていた。僕の周りの働く女性のほとんどが彼女を支持いているからだ。
そして、彼女たちの音楽の趣味嗜好は決して偏ったものではなく、洋楽からJポップまで幅広い音楽の嗜好をもっている。
そんな彼女たちが、彼女の生の歌を聞くためにコンサートや高額なディナーショーに足を運ぶのは、音楽にとどまらない、自身のライフスタイルへの指標として存在していると考える。
21世紀のカリスマとて、矢沢永吉がそうであるように、彼女は永遠に君臨することは間違いない事実といえる。