65オヤジのスタイルブック

さよなら。阿久悠さん

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先日作詞家の阿久悠さんが、亡くなった。
先ほどまで、NHKの特集を見ていたが、僕の少年、青年時代にふれた名曲が、この人の手によって作られていることに改めて感銘を受けた。

僕の少年時代に印象深い曲は、尾崎紀世彦の「また逢う日まで」和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」沢田研二の「時の過ぎ行くままに」など今でも口ずさむことができる。

Jポップ全盛の今、作詞家の存在は薄らいでいっている。確かに今のアーティスト作品にもいい曲はある。ただ、ライナーノーツなしでは、言葉が聞き取れないのが残念だ。
比べて、昔の歌謡曲は、作詞家の存在が大きく30代以上の世代の人たちに確実に詞が残っている。それは、たぶん、その時代のアーティストも作詞家からいただいた感謝の思いで、言葉を大切にして歌っているからだろう。

今のリズム重視の音楽業界と違い、歌詞が明白に感じ取れるのだ。そして、何よりも日本人の心の奥底にある郷愁みたいなものが引き起こす力を持っているのかもしれない。

今、美しい言葉を使い、伝えることを大切にするアーティストは、意外と現在のソングライターが多い。
特に、かつてのフォーク、ニューミュジックに近い曲想のアーティスト、たとえばコブクロや森山直太朗、平原綾香などに見られる


ひょっとすると、阿久悠さんのような作詞家の心を感じることができるのは、そうしたアーティストかもしれない。そうならば、彼らに今の音楽業界を託してもいいかなと思う。

そして、阿久悠さんのような、美しい言葉を広めてほしいものだ。

阿久悠さんのオフィシャルはこちら
http://www.aqqq.co.jp/

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