北杜夫の小説を映画し松田龍平が、だめおじさんを演じた映画「ぼくのおじさん」を観賞
先日DVDで観た「モヒカン故郷に帰る」に続き、今回も松田龍平主演のコメディ映画「ぼくのおじさん」です。
物語は、松田龍平演じる大学で哲学を教える非常勤講師のおじさんが主人公。金もなく、兄の家に居候をするダメおじさんの日常から、一目ぼれした真木よう子演じる日系ハワイ人の女性に、甥っ子と共にハワイに住む彼女に会いに行く珍道中が描かれています。
監督は、味園ユニバースの山下敦弘、脚本は探偵はBARにいるシリーズの春山ユキオ。甥っ子役名で参加し、日記を基に進む展開。甥と姪、さらに二人の母親演じる寺島しのぶのおじさんに向けられる視線や言葉がダメおじさんの言葉と行動にうまくかみ合って終始笑いが絶えず、その独特なテンポがたまらない作品でした。
今回は、松田龍平が演じているキャラクターの集大成的な作品になっているように思いますが、こう書いたのも、危険な香りが漂う役柄も、ファンの一人としてぼちぼち観てみたいと期待があるわけで、今回の作品で思い切り笑って次回作を待ちたいと思います。