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今話題の映画「トランスフォーマー」を観た。
ストーリーはともあれ(ほとんど大きな展開はない。一瞬映画のキーワードのキューブがロード・オブ・ザ・リングとダブった。)迫力満点の作品だ。これは、DVDではちょっと半減すると思った。
この映画、元はタカラがアメリカで発売されたロボット玩具だそうだ。
その後、アメリカでコミックやアニメで人気を博したシリーズ。
それを、マイケル・ベイ監督とスピルバーグのタッグで実写化され映画になったのが今回の「トランスフォーマー」だ。
けっして、アニメオタクではない僕が見ても、この映画のスケールの大きさに度肝を抜かれた。
対戦型ロボットには、当然、ヒーローと悪役が存在する。
これは、さかのぼれば僕の世代の怪獣シリーズでもある。闘いには善悪はつきものだ。
この映画を観てその点が、子供の教育上良くないとの指摘をする人もいるが、甚だ現実的な論議とはいえない。まして、最近疑問に思う、R指定映画でもない。
破壊を繰り返すど迫力な映画ではあるが、この映画全編を観終わると人が死ぬシーンが存在しない。
巨大なロボットが暴れ、人々が逃げ惑うシーンがあっても誰一人として死んでいるシーンがない。
僕は、この点が気になっている。地球上で行われている戦争と相反して、この映画は異星人でも、地球を愛する人がいることを伝えているような気がしてならない。