クラブワールドカップにサンフレッチェ広島が後半の逆転で3位に輝きました。
開催地出場枠で参戦したJリーグチャンピオン・サンフレッチェ広島。決勝進出は惜しくも逃したものの国を挙げた支援により潤沢な資金とワールドクラスの選手を獲得し、なおかつ名匠・スコラーリの元でアジアチャンピオンとして連続出場している中国の広州恒大。
そんな、強豪チームに対して攻守に献身的に動き縦に早い、現在のサッカースタイルの典型である広島のサッカーを展開しての勝利は大きな意味を持っています。また、2チームを作れる厚い選手層で、中2日、中3日の過密なスケジュールを乗り越えての今回の結果は、森保監督の采配によるところが大きく、必ずや来年のアジアチャンピオンズリーグにつながると確信しています。
Jリーグのチームとしての組織の展望においても、サンフレッチェはJの模範的な組織であると思います。また、森保監督が、ことあるごとにインタビューでコメントしていた「平和都市・広島」の誇りと発信は、地域に根差したJリーグの思想と一致し、広島への愛が大きく実を結んだ結果であると思います。