名古屋市美術館で開催中の「大エルミタージュ美術館」展を観賞しました。
ロシアにあるエルミタージュ美術館は、ルーブル、メトロポリタンと並ぶ世界三大美術館として有名な美術館です。
第二次世界大戦では、ドイツの侵攻から、美術館のあるサンクトペテルブルクの市民や美術館スタッフにより膨大なコレクションを守り抜いた逸話を持ち、世界一のコレクションを持つ美術館です。
今回の美術展は、その膨大なコレクションの中で、16世紀から20世紀にわたる西洋絵画の名品が並ぶ、エルミタージュ側が「史上空前」と自負する展覧会です。
展覧会は、16世紀のルネサンス、17世紀のバロック、18世紀のロココと新古典主義、19世紀のロマン派、ポスト印象派に20世紀のフォービズムにキュビズムと各時代を代表する画家とその周辺の画家たちの作品が流れるように、また、色分けされた壁面による観賞効果が増すような演出がされています。
まさに、美術の教科書をめくるように、わかりやすく解説された模範となる美術展とも言えます。
名古屋市美術館は、正直スタッフの応対に問題がある感がありましたが、今回の展覧会では、親しみやすい応対になっていました。これも、エルミタージュ効果かと目を疑うほどの違いでした。
ぜひ、美術の基礎知識を楽しく学べる美術展として、親子でカップルで観賞してみてください。西洋絵画の至高の美を体感できると思います。