大河ドラマの「平清盛」が低視聴率で散々な批判を受けています。これは、地元知事や相変わらず視聴率だけでしかドラマを評価できないマスコミなどの外野の声が拍車をかけた結果です。
以前から、もうドラマの視聴率など、もはや無用の長物だと言って来ました。今では、10%半ばで上々の出来といわれるドラマで、平清盛が、歴代ワーストを記録しても、なんら問題はないと思います。
特に歴史上の人物を取り上げる大河ドラマの中で、人気度から見れば決して良いとは言えない人物を取り上げた脚本家と主役を演じる松山ケンイチの勇気に拍手を送りたいほどです。
今や大河ドラマは、イケメン、アイドル全盛の時代です。大人気を得た坂本竜馬も、日本人が一番好きな歴史上の人物と福山雅治の風貌が重なった結果だと思います。
今回の清盛役の松山ケンイチも、時代の雰囲気を感じる風貌で、僕的には共感を持っています。
その他のキャスティングも決して見劣りすることはなく、特に朝廷側の面々も、役者のキャラクターとは異なる人物像を演じていて興味深いです。
今やドラマは、終了後にその評価が上がるケースは少ないないです。ケンイチ君もワーストのレッテルを貼られ、落ち込んでいるとの噂を聞きますが、決して怯むことなく、むしろ開き直って大胆になってほしいです。