映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、ドラマでのヒットに続き、映画でも記録的なヒットを出した「信長協奏曲」です。
最近の日本映画界は、空前の時代劇ブーム。硬軟あわせて数多くの作品が公開され、ヒットしています。そんな時代劇作品の中で大ヒットしたのが本作。コミック原作にアニメ化、ドラマ化、そしてフィナーレを飾る形で映画化が公開されました。
キャラクターや一部の設定などを原作者の了解を得てドラマ化され、今回の映画では、信長の最期のクライマックス「本能寺の変」を大胆に脚色し、若い世代のハートをしっかり掴んだって感じがしました。
小栗旬のタイムスリップした高校生サブローの信長影武者に、明智光秀となった信長の二役をうまく演じ、また、サブローが信長として勇猛果敢に成長する姿など有終の美を飾ってます。
また、過去は変えられないを前提にして展開されるのですが、鍵を握る秀吉の振る舞いが最後まで語られることなくラストを迎えたので、物語性には不満が残りました。
ともあれ、エンターテーメントとしての要素はふんだんに盛り込まれているので、作品としての豪華さには満足できる作品でした。