65オヤジのスタイルブック

DVD 最低。

ポスター画像

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、新作の楽園や64の瀬々隆久監督の2017年作品「最低。」です。

 

アマゾンプライムで瀬々隆久監督の過去作が目に留まったので視聴しました。

今回の作品の原作は、人気AV女優、紗倉まなの同名の処女小説を映画したものですが、小説は読んでないので映画から彼女を世界観を垣間見てみたいと思います。

物語は原作の中の3人(小説では4人)が主人公です。釧路から上京して専門学校をやめ、AV女優を天職だと感じている彩乃。優柔不断な夫との生活にマンネリを感じAVに出演しようとする美穂。AV女優の経験を持つパラサイトの母を持つあやこ。三人の人生が、微妙に交錯しながら同時進行的に展開されていきます。

AVにかかわる主人公たちの心情が、繊細に描かれていき時間の経過と共に激情的になる様は、僕にとってはおもしろい展開でした。また三人の異なるしぐさが、とても綺麗でピュアな一面が要所要所で出ていて存在感を強く持ちます。また、自分の近くにAV女優がいたら、どのように接しているか。そんな素朴な疑問を、彼女たちにかかわる人を江口のりこ、渡辺真規子、根岸季衣、高岡早紀など女優たちがうまく演じていて観る人に自然に置き換えることができます。

AVがベースになっている構成なので、当然ながら絡みのシーンも多いので、女性には抵抗感があるかもしれませんが、女性目線でのとらえる部分が多いので先入観なく観てほしい作品です。男性目線では、女心は複雑だなと思う部分がかなりありましたが、男女の考え方の違いが鮮明に出ていて、突き抜け感は女性にしかないものだと思う作品でした。

画像3

画像10


映画レビューランキング 


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「【映画・ドラマ・演劇】」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事