・「crisis」全部観た。大人たちの不正に憤る若者。憤るのはいい。ただ、社会の中の格差を悪として、それを糺すために犯罪を行うのはどうなのか。確かに親の経済力で差ができるものだが、学歴をつけることで逆転可能ということは認めているではないか。
・ジミヘンドリクスのライブを聴きながら昼寝。
・「罪の声」これも、宇崎竜童演じるもと過激派が、社会への不満、警察への不満から子どもを犯罪に巻き込んだのはよくない。が、小栗旬演じる新聞記者がそれをなじるのはなんだかな、と感じた。正論すぎると思った。新聞記者ってのはそういう存在なんだよね。当事者ではないわけで。
・ドル円が大きく円高に振れたせいでロスカットを喰らった。当分FXはやめる。
・「新釈現代文」高田瑞穂
高校生のときに勧められたが挫折した。「当たり前のことしか書いていない」という評もあった。この歳になってもなかなか読みにくい。「少なくとも島崎藤村や田山花袋の一、二編くらい読んだことがなければならない」「問題意識の欠如が、文章全体を解き難いものとしてしまうのです」と、とにかく上から目線だ。確かにそれはそうなんだけどね。明治生まれの昭和の時代の先生の意識なんだろう。
・「モルヒネ」安達千夏
在宅医療の女医の下に末期ガンに侵された昔の恋人であるピアニストが現れる。幼い頃に肉親の死に直面した女医が患者の死を見送る。ピアニストにモルヒネを求められる。求めに応じられないまま、彼がかつて住んでいたアムステルダムに同行し、彼の恋人を探す手伝いをするはずが、彼は失踪する。生命、人生というものに向き合い、死を常に意識しつつも生き続け、また多忙な日常に戻っていく。
…という読後感しか浮かんでこない。これを感動の恋愛長編というのか。
ネットで他の人の読後感を見てみようと思う。