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あげちうのブロマガ

或いは画家が見た理想と現実

根っこは、経済問題ではある。

ただ、現実的にはプライドの問題かもしれない。


ウクライナ危機、状況は更に混迷に陥っている感じだ、が。一応、印象的にはウクライナを支援する側の意向としては「微妙」と言う雰囲気ではある。あまり関わりたくない感は強く出てる。話は単に、ウクライナがNATO加入を断念すれば済む、問題かもしれず、それに対して要求すべきは経済的なそれでしかないとしたら、ウクライナがロシアに対して過剰に敵対する姿勢には疑問もある。とは言え、歴史的な因縁、みたいな物も根深い様。

まず、帝政ロシアの始まりはウクライナ地方のキエフ大公国から、という話。ここで根付いたキリスト正教会が、後にロシア・ツァーリ国の形成に至る等々、結構この地区にとっては始まりとも言える土地柄、らしい。が、ともかくソ連時代にソ連に併合された際には、穀倉地帯と言うそれをか外貨獲得に利用され、「ホロドモール」と呼ばれる人為的な大飢饉に至っている。状況的にも歴史的苦痛としてもソ連との関係は可能な限り切りたい、と言うのが本音な経緯の果てに、現状では経済問題もロシア以上にかなり深刻、らしい。

とは言え、この経緯から考えるに、ロシアとしても、ウクライナが西側に付く、と言うのはロシア帝国の発起からして何かの「基点の喪失」を招きかねない、あまり好ましくない事態、と言うのはあるのかもしれない。ともかく状況的にも西側との境目にある、そこはどうしても資本主義と共産主義の対立の狭間、それには間違いなくなる。とは言え、現状の西側諸国とは、それほど裕福か?だ。イメージでは発展している感もあるが、実際には借金大国だったりする、と言うのが日本にしろ現実ではある。

NATO諸国にしろ、ウクライナを養いたい、訳ではもちろんない、訳だ。ロシアとの対立も招く、あまりに旨味の無い国家ではあろうか。その狭間で、ウクライナは、ともかく西側へのすり寄りを続けた、と言う経緯は…妥当だろうか、或いはではある。ともかくその結果、ロシアの警戒感は強まり、現状のストレスへ至った訳だが。とは言え、どういう意図かその前にも、ウクライナはロシアとの条約を守らない、と言う態度を結構見せている様で。西側よりの姿勢とは言え、それは道理に反する、それは言えるかも。

状況を見ても、「どっち?」は、中々面倒な話にはなる。イギリスがロシアの態度に、随分怒っているらしいがしかし、或いは条約を守らない、と言うそれを押されれば、ロシア側にも道理は出てしまう、しかもウクライナの一部は親ロシア側で、現在は独立を求めている、と言う話。内乱に近い状態の、その帰結はウクライナの政府にはある訳だが、今の状況でロシアに反するのは妥当か否か、それは解らない。

それに、資本主義と社会主義の対立だ、と言うのなら、”そこ”はある意味では打開されているのだ、同じ資本論から分化した思想と政治体制ではある。帰結は同じだ、とは言え、資本主義側はあまりにも「特権」に対して奇妙な敵意を向け過ぎた、と言うのは少しある。”ここ”で「その」衝突に関しては「多少”作者”その特権を容認する」事で衝突の緩和には至っている、NATOもアメリカもあまり真剣みが無い?のは、だからかもしれない。思想的な対立は解消している、としたら、ウクライナは何を道理として、ロシアに敵対しているのか?

予想はしない方が良い、気はする。

結果は出ているかもしれないが、まだ納得は出てないのだ。


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