イベリア半島南端にある英国の飛び地ジブラルタルは、「地中海の鍵」と呼ばれる戦略的要衝だ。英国領となって300年の今年、その「鍵」の領有権をめぐり、英国とスペインの対立が深まっている。これまで返還を求め続けてきたスペインが、再び圧力を強めている背景には何があるのか。緊迫しているはずの土地には観光客があふれ、住民は空前の繁栄を謳(おう)歌(か)していた。(英領ジブラルタル . . . 本文を読む
私は国際オリンピック委員会(IOC)総会を、東京五輪の開催に自信を持ちながらテレビで見ていた。日本の最終プレゼンは実に感動的で、安倍晋三首相を筆頭に、関係者が一丸となって勝ち取ったといえる。
五輪招致活動の終盤から、東京電力福島第1原発の汚染水問題の報道が突如始まった。私は「日本の敵である『反日メディア』の本性が明らかになった」と確信した。
汚染水問題は、燃料プールの冷却水が枯渇するのを食い止めるため、自衛隊ヘリや放水車による注水時から続いていた。反日メディアはそれを、東京五輪の開催が確実視されはじめてから、大々的に報じ始めた . . . 本文を読む