男性の“草食化”によって男女の出会いの場そのものが減っているのでしょうか。それとも、“合コン”という言葉自体が古くなり、形を変えているのでしょうか?
合コンが減ったのは最近の若い世代の傾向かもしれませんが、昔から結婚式のスピーチで、たとえ合コンで出会ったカップルであっても、「新郎新婦は友人の紹介で知り合い」などと事実をボカす習慣があるように、合コンというものが、必ずしも誰にでも受け入れられるワードでなかったのは確かでしょう。
たしかに男女の貴重な出会いの場ではありますが、抵抗があるくらいなら無理に行く必要は無いのかもしれません。
では、合コンに行きたくないとしたら、一体どこで異性と出会えばいいのでしょう? 今回は、元モデルでガールズライフアドバイザーとしても活動する田口麻衣子さんに、“合コンなんかに頼らず、自然な出会いで彼氏を作るための心構え”について伺ってみました。
■1:「ここに行けば!」という絶対に出会える場所はない
「合コンや婚活パーティや一部の場所をのぞいて、ごく常識的な人々の集まる場面で“男女の出会いが目的”という場面は少ない。お友達が素敵な彼と出会った場所にただ行くだけでは、素敵な出会いはない。出会いは場所が作るのではなく、集う人が造るものです」
のっけから厳しいお言葉ですが、たしかに合コンや婚活パーティみたいな出会いを目的とした場ですら、マッチングするのは簡単ではありませんし、やはり場所よりも、“人間関係”を作るコミュニケーション能力が必要になってきそうですね。
■2:どこに行くかより、どこに行っても見つけてもらえる女性になる
「素敵な出会いを引き寄せる人は、どこへいっても出会いがある。どこでも出会える人=素敵な人の目に留まる人。見つけてもらえるためには目立つ容姿が必要なわけではなく、ほんのちょっとの心がけ次第です。そのためにも、出会いを生み出すスキルを磨くべし! いつどこで出会っても良いようにしておくことが大事です。
実例としては、本屋のビジネス書コーナーで女子一人で立ち読みしていたら、この本がお勧めですよと男性からアドバイスを頂いたり、写真展で同じ写真に見入っていたら、いつしか結婚にまで発展した、という話もあります」
話の引き出しを増やしたり、気を抜かない格好で外出してみたりすることで、これといって特別ではない会社の集まりや習い事、写真展、コンサート会場やスポーツの場など、日常生活の中ですら、作られた合コン以上に、“見つけてもらえる”イベントに変わるかもしれませんね。
■3:王子様は王道にしかいない 「お寿司が食べたいのにイタリアンレストランには行かないけど、男子と出会いたいのに、いつも行く場所は男子と無縁の場所ばかり、という人は多いかも。王子様に出会いたいなら王道を行くのがセオリーです。裏道に白馬の王子は現れません。自分にとっての王子様(出会いたい人)はどういう場所を好むのか、市場分析は必要です」
確かに、男性も女性も、職業や趣味趣向や育った環境によって、出没する場所がある程度決まってくるものです。まずは自分が出会いたいタイプの分析と、そのタイプが集う場所に行く突破口を見つけることが大事ですね。
多くの場合、まずは友人の輪を広げて、その友人たちに出会いたい男性のタイプを打ち明け、相談してみることが、一番の近道になりそうです。
■4:自分のことを大好きになる
「お出かけ前はお化粧しながら、洋服を選びながら、“おしゃれした自分ってかわいいじゃん”とちょっとだけナルシストになることが大事です! 抵抗はあるかもしれないけど、キラキラガールは例外なく自分大好き。自分が好きな子はオーラがハッピーだから、人の目を引くのです」
自分を好きになることができれば、おのずと自分の“アピールポイント”もわかってくるものですね。特にコミュニケーションの場では明るくいたいものですから、自分の欠点にはあまりとらわれず、自分の魅力のほうに敏感でいたいものですね。
いかがでしたか? 合コンや婚活パーティも、未婚の男女が集まるという意味では素晴らしい出会いの場ですが、逆に合コンや婚活パーティでスムーズにカップリングできるスキルがあれば、日常生活の場でも、出会うチャンスは多く転がっていそうです