の 沈没事故 から1カ月が経過しました。
2012年1月、地中海クルーズの最中に起こったイタリアの
豪華客船 コスタ・コンコルディア号 の座礁事故の時には、
乗客を見捨てて、逸(いち)早く脱出したスケティーノ船長と
逆噴射事故として知られる日航機の片桐機長とを絡めて、
『機長(船長)やめてください』 と題する記事
をすぐさまアップしたわけですが …
http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/258.html 参照
セウォル号 の場合には、有り余るほどに突っ込み
どころがあるのにもかかわらず、どうしてもエントリーをする
気持ちにはなれないでいたのです。
それというのも、
なにもかも、すべてのことが、あまりに酷すぎて …
乗客などには目もくれず一目散に脱出する船長の姿は、
コスタ・コンコルディア号のそれと同じシチュエーションです
が、あとはまったく違っていました。
次から次へと、出るわ出るわ、の不祥事に、開いた口が
ふさがらないどころか、これでもかと噴出するネタの嵐に
正直、閉口してしまったというわけです
稚拙でデタラメな海上警察の救助体制に苛立つ間もなく、
便乗詐欺に嘘つきメール、偽ダイバーに偽の被害者代表
の登場と … 現れるのはウソとダマシのニセモノばかり、
そうかと思えば、
「カップラーメン」 に「記念写真」など、いちいち小道具や
具体例を示さなくても 「ああ、あの政府高官の非常識に、
役人の無自覚ことか」 と、誰もがうなづける体たらくです。
政府、役人がこの調子なら一般市民も右に倣えとばかり
に被害者家族の待機所に届く毛布や救護用品をくすねる
輩(事故とは無関係の市民)や家族用に提供された無料
の食事を盗み食いするこれまた無関係の親子など …
さらには、
何もしていないのに必死の救助活動から戻ってきた様子
をアピール する目的で潜水服に水をかけて偽装撮影
をしたというテレビ報道での「ヤラセ」 疑惑 …
もう、どうしたらいいのでしょうか
結局、船内に閉じ込められた乗客をただのひとりとして
助けられなかったというお粗末な救助劇には、他国のこと
とはいえ、怒りの感情を禁じえません。
何ともお粗末な顚末だと洒落ることも憚(はばか)れます。
それだけでも十分すぎるくらいに悲惨なのに、韓国社会
の怠慢・欺瞞 は止まることを知りません。
続く、ソウルでの …
「地下鉄追突事故」 に 「傾くマンション」
さらには 「崩落する体育館」 など、安全に対する
無感覚 という 「不感症」 は 「火病(ファビョン)」 と
対極 をなす国民病 なのかもしれません
信じられないような不始末のオンパレードには出る言葉
もありませんが …
それにしても、
ボク にとっての 違和感 はイベントやフェスティバル
と見紛(みまご)うばかりにカラフルな珍島の港につくられた
ボランティアのテント村の数々とその賑わいです
そして、事故から1カ月 …
「責任者先逃(せんとう)率先して逃げる文化」 の伝統
を見事に体現した船長以下の乗組員たちに対する責任の
追及は当然だとしても、いまだ20名の行方不明者の捜索が
続くなかで避難誘導をしなかった不作為に死んでもいいと
する「未必の故意」 があったとして「殺人罪」を
適用し起訴したことです。
船長、機関士、一等および二等航海士の4人は、極めて
自然に韓国人として、韓国人らしい 「責任者先逃行為」を
行なっただけで、検察当局にファビ(火病)られても …
それじゃ、
生まれた国が悪かった ってこと
と、困惑しきりだとか
… って、もちろんこれは冗談ですが
ところで、
備え付けの救命筏(ボート)は使える状態にはなかったと
いう点検整備の不備や船内に救助に入ることもしなかった
海上警察の救助活動の不手際の数々を見るにつけても、
日本政府からの支援・救援の打診を断ったという韓国政府
の狭量ともいえる判断が返す返すも残念でなりません
原因が、過積載という 「人災」 ならば、結果としての
救助率の低さは国家機関の怠慢による「官災」 或いは
欺瞞的な民族性に由来する 「民災」 だとも言えるほど
に醜いまでのプロセスを辿っているのはなぜなのか
結局のところ、韓国民がこの事故をきっかけにして、
「倫理的・霊的に
生まれ変わることを望む」
… と、強調したローマ法王の言葉のなかにすべてが集約
されていると思われます。
こうした発言内容はローマ法王としてはかなり異例です。
「倫理的・霊的に生まれ変わる」という意味は裏を返せば
韓国民の倫理観や霊性がよくないという判断が法王にある
ということです。
多くの若い命が犠牲となった今回の沈没事故で韓国民は
ショックを受け、疑心暗鬼に陥り自国を嫌悪して3等国だの
後進国だのと自嘲する一方で政府の事故対応や関係者へ
の憎悪を爆発させて批判をします。
韓国は、中国、ロシア、日本などから侵略され続けてきた
歴史があり、それがために、被害妄想的心理が醸成されて
いて、一旦、何か問題が生じると被害者として他国や他者
を恨み続け、非難を繰り返しますが、その一方では自己の
不甲斐なさを嫌悪し、嘆き苦しみ、自嘲するわけで、これが
いわゆる「火病(ファビョン)」 のタネ となるわけです。
韓国民の30%以上がキリスト教の信者であると言われて
いますが、おそらくそうした受難の歴史と無関係ではないと
思われます
だからこそ、フランシスコ法王は、
「他者(この場合には日本も含む)に恨みをぶつけて非難
したり批判を繰り返すような愚行をせずに、また自分を卑下
したりせずに、不運をバネに、これからは 未来志向 で
羽ばたいて欲しい」 という思いが韓国民すべてに深い哀悼
を表した後の 「倫理的・霊的に生まれ変わることを望む」
という表現となったのでしょう。
まだ見つからない20人の行方不明者と尊い284人の魂は、
いま何を求め、一体、何を見つめているのでしょうか
事故から1カ月という節目にあたり、
犠牲者の皆様のご冥福を心より
お祈りいたします。
そして、
未だ家族と会えない20人の方々が
1日も早く見つかりますことを
心から願ってやみません。
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