歪んだ顔をして「俺の気持ちがわかってたまるか！」などと
涙声で叫びながら刑事たちに飛びかかってゆくシーンを
よく見るけど…
「バ～カ
わかる訳ねえだろう。俺とお前は別人だ 」という具合にバッサリ言い切ってしまうようなセリフ
には、とんとお目にかかったことがないのです
もっぱら、「お前の気持ちはわかるが罪は罪だ」とか、
「苦しかったんだなァ。 お前も、だがなぁ…」とか …
心情を察して諭すようなセリフまわしばかりです。
それでもそれなりにドラマは楽しんで観ているのですが、
どうしても気になってしまうのです。
「穿（うが）った見方をするな！」 と、言われそうですが、
そんな刑事の方こそ他人の心理を穿っているわけで、
いつなんどきに、どうゆれ動くのかもわからないような
他人の心のうちを、さも、わかった風に自信ありげに
いう人がいたら、眉に唾をつけて聞いたほうがいいと思う。
自分の気持だって時として、わからなくなるような深淵な
心の奥底を他人同士が覗きあえるものならば、誰かれとも
なく欺（あざむ）かれたり、騙されることなしにテレパシーの
ような意思の交換が行なわれるわけで、詐欺や殺人などの
事件の大多数は、未遂か、犯罪自体が未然に防げる
ことになると思うのです。
だから、相手や他人の気持がわかるなんて言うことは
、絶対に嘘だと思う。
「こういうのって、何色の嘘 になるんでしょうね
」２号 さん
って、訊いたら色のことには触れずに、ただ 「事件だらけになるぞ！」 とだけ返されました。
どうしてだろう と思って、つらつら 考えてみると…
他人の心のなかが見えたら、お世辞もお追従も言い逃れ
の口実も誰かに責任を転嫁することも出来ない。
（言い逃れや責任転嫁はしないに越したことはない
）それに、ブス だのダイコン足 だの化け物 だの
といった容姿についてのうっかりとした感想は抱けないし、
馬鹿 も、アホ も、能なし も、ご法度です。
それこそケンカやもめごと、果ては、戦争だって起きかね
ないほどの険悪な空気が生まれ、地球にとっては、
さらなる温暖化に拍車がかかるようなヒートアップ
現象につつまれることのなるのかも …
って、地球温暖化だって、どこまでが真実なのか、
ほんとうのところは誰にもわからない。
つまり、
他人の心はもちろんのこと、世の中の出来事のほとんど
は当事者以外に誰もほんとうのことはわからない。
あらゆる角度から推測するしかないということです。
だから、他人のことなのに、自信ありげに話す人たちには
注意が必要なのです
眉に唾をつけて聞くということは、嘘や憶測や思わせぶり
には騙されない。“煙には巻かれないぞ”という
意思表示と意識の確認なのです。
先に、他人の気持がわかるなんて、絶対に嘘だと言った
「絶対」や「ほんとう」 などという言葉は、自由にどこでも
使えて、しかも一見するといかにも根拠のあるように深遠
で、曖昧なままの実に怪しい言葉なのです。
「絶対的とか相対的とかの原理的な区別によって二分法
では、絶対に相対化されないほんとうの意味での絶対性」
というようなナンともカンとも訳のわからない言いまわしや
「絶対的な絶対性」の存在によって云々…
などという表現は、宗教家の得意とするもので、「本質的」
や「根源的」といった言葉も同類です。
「ほんとうの愛はそんなもんじゃないぞ」
「愛は憎しみをも含みそれを凌駕し超越するものなんだ」
「愛とは憎しみそのものであり、その憎しみを昇華してこそ
、ほんとうの愛になる」
「そうなると、もはや言葉では捉えられない」
「無上の愛 だと言ってもシックリこない」
「なんていうか、そう、実感するしかないんだよ」
「さあ、☆★
教団へ！」って、いったい誰が決めたんだ！ほんとうの愛
というものを…議論をしていると、先程のように、「絶対に〇〇…」という
表現をつい使ってしまうことがあります。
「１００％」 「ほとんど確実」 「限りなく」 といった意味合い
で、あまり深刻に考えることもなしに不用意に発言
してしまうと、なかには、この言葉に敏感に反応して…
「ちょっと、いまあなた“絶対に”とおっしゃいましたよね」
「“絶対に”なんてそんなに軽々しく言っていいんですか」
軽い気持で言っているのだから、さらっと受け流せばいい
のに … と思うのだけれども、往々にしてこういう場合には、
片方がヤケに絡み始めるもので …
「“絶対に”なんて言葉は絶対に言うもんじゃありません」
なんてね
すると、絡まれた方でも、妙にムキになって泥沼の舌戦が
始まるのです。
「そんな馬鹿な“絶対に”なんて絶対に言えないと言うが、
絶対に言えないという絶対がどうして言えるのですか
」「馬鹿とはなんですか、馬鹿とは… その絶対は、言葉の
アヤです。 そのくらいのことはわかるでしょう」
「じゃあ、“絶対に”も言葉のアヤだから“絶対に”と言って
もいいじゃないですか」
「アンタも、ものわかりの悪い人だねぇ～」
「アンタの方こそ…」
これじゃあ、まるでヨッパライや子供の口ゲンカですが、
“あなた”という呼称が、いつの間にか“アンタ”に変わった
ぐらいのことで済めばよいのですが、時に、取っ組み合いの
大げんかに発展することもあるのですから、
努々（ゆめゆめ）、絶対には注意が肝要です。
特に、相手が国家や政府、あるいは学者などの権威者に
よる「絶対」が怖いのです。
「絶対に大丈夫」 「絶対に安全」という言葉に、幾度となく
騙されているような気がするのが、原発事故の問題や薬害
汚染の問題です。
とりあえず、絶対に安全だということは、絶対にないと
考えたほうが無難ですね。 それが常識でしょう
もうひとつ、「絶対に儲かりますよ」と勧誘される投機的な
物事。 これも、絶対にあり得ないことです
これらは ２号 さん風には、黒い嘘 と黄色い嘘
にあたりますが、
『いろいろな色の嘘』 を参照
http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/146.htmlもしも、誰かが「絶対に…こうです」と断言する
裏側には、何か怪しいものがあるのかも …
と勘ぐってみることです。
私 たちを、
煙に巻こうとする 人たちの怪しい常套句なの
かも知れません。
この世の中で絶対なんて言えることは、“絶対”に
あり得ないのですから …
えっ、でも、いま、あなた “絶対”という言葉を
使いましたよね。
絶対に、“絶対”と言ってはいけない“絶対”という
言葉を、その“絶対”はいいんですか
っていうか、誰だよ！ アンタ !!
それに、アンタ の言う 絶対はいいのかよ
いいのですよ。 それと、アンタ ではありません。
………
絶対神 
ですぞ。☆★
教団の ＆＃＠ж なのじゃ…。む む む
… … … むぅ～ …なんだか、アホらしくなってきたので、ごめんなさい。
きょうは これで 終わり にします。
変な因縁をつける 神 さまが 登場 しても …
皆さんの 「身近にあるちょっとした幸せ」は
絶対 に 不滅
です。
