愛猫ダイオ物語

愛猫ダイオの猫生を綴った『ダイオ編』は終了し、現在は『ニャキエ編』を更新しています。

終章その4。胸水がたまる。

2017-03-31 13:04:07 | 日記
こんにちは。
おかあにゃんです。

2017年3月14日火曜日。

朝、目覚めると、ダイオが私のお腹の上で箱座りをしていました。

ダイオがお腹の上に乗っていると、湯たんぽを乗せているようでじんわりと暖かくなります。

この日が、ダイオが私のお腹の上に乗ってくれた最後の日となりました。

動物病院に行くための身支度をし、トイレから出てくると、ダイオがリビングのペットヒーターの上で荒い息をしていました。

猫トイレを見ると、おまるにおしっこが、猫トイレにうんちが2粒、してありました。このために力んで息が荒くなったかのように見えました。

動物病院の先生が尿検査をしたがっていたので、昨晩のうちにおまるにはクレラップが敷いてありました。

おしっこを採取して、鞄に入れ、

「ダイオ、行こう」

と、キャリーバッグにダイオを持ち上げて運んで入れました。ダイオは嫌がることなく素直にキャリーバッグに入りました。

道中のダイオの鳴き声が弱々しくなっていました。

動物病院に着くと、すぐさま静脈点滴に入りました。私は、12時と16時半にお見舞いに来ることにして、ダイオを置いて一旦家に戻りました。

11時45分頃、動物病院に行くと、看護士さんがダイオを抱いて、診察室まで連れてきてくれました。

「ダイオ、ママだよ」

と、頭を撫でたりしていましたが、看護士さんが気づきました。

「呼吸が荒いですね」

見ると、ダイオはお腹をハアーハアーと動かして呼吸しています。

「そうですねえ」

点滴を沢山入れているから、呼吸が荒くなったのかな❓ と思い、面会時間が終了になったので、私は家に帰りました。

家について間もなくでした。動物病院の先生から電話があり、

「呼吸が荒いのでレントゲンを撮ってみたら、肺の外側に水が溜まっていることがわかりました。注射器で水を抜くと呼吸が楽になるので、その処置をしてもいいですか❓」

とのことでした。私は、

「お願いします」

と言い、16時半にまたお見舞いに動物病院に行きました。肺に水、と聞いて、ネットで調べてから病院に向かったので、私は先生に、

「胸水ですか❓ 肺水腫ですか❓」

と尋ねました。先生は、

「胸水です。抜いた液体もダイオちゃんの場合は水です」

と言って、注射器に入った水を見せてくれました。

「今、ICUに入れてると呼吸が落ち着いていますが……」

先生は奥の部屋から酸素ボンベを持って来ました。

こいういうものでした。



お家で酸素が出て来るカップをダイオの口元に置いて、吸引させて欲しい、とのことでした。

これがカップです。



キャリーバッグにダイオを入れて抱えた状態で酸素ボンベを持ち帰るのは無理があったので、私はこの時、酸素ボンベをコロコロと押して家に戻りました。先生からは「ペットのための在宅酸素サービス」の紹介を受けました。ボンベは一晩使えば酸素量がもたないくらいであるからして、業者から酸素供給器をレンタルすることを勧められました。私はこの時、酸素の重要性を理解していませんでした。

18時45分頃、ダイオを迎えに動物病院に行きました。

ダイオはICUに入っていました。胸水をあわせて2回抜いたということでした。

胸水が溜まるということは、静脈留置で点滴を流すことは出来ないという事態になってしまいました。

この日の点滴と内服薬の投与は動物病院で済ませてもらい、ダイオは家では休むだけ、ということでした。翌日からは動物病院での静脈留置点滴はストップして、自宅での皮下補液をすることになりました。

家に帰ってキャリーバッグを開けると、ダイオは出て来て私の膝に座り、私の指をチューチューと吸い始めました。しかし、呼吸が荒いため連続して吸えず、チュー、ハアハア、チュー、ハアハアと苦しそうにしていました。私は、

「無理しなくていいんだよ」

とダイオの頭を撫でました。

この指吸いが、ダイオが最後に私の指を吸った時となりました。






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