全国ホール探訪

全国の訪れたホールのアーカイブです。

京都府立文化芸術会館

2024-12-10 | 近畿
1970年1月8日開館。
ワンフロア422席。

開館から50年以上経過しているため老朽化が激しい。
大きさは手頃だが、舞台サイズ、設備、搬入経路など設計が古く、
改修では厳しい状況になっている。
サスはT型回路。

移転新築も検討されていたが、各種団体からの継続署名が集められた模様。
昨今の建設費高騰と人材不足で新ホールの建設計画が遅れているため、
とりあえず5年の会館使用を延期することが決まったそうだ。
とはいえ耐震化強度も怪しく、閉館は時間の問題と思われる。




枚方市文化総合芸術センター ひらしんイベントホール

2024-06-03 | 近畿
2021年9月1日開館。
ワンフロア。

老朽化した市民会館の代わりに建てられた。2020年4月、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため工事の一時中止を発表したが5月に再開。
大小のホールとイベントホールを持つ。イベントホールは枚方信用金庫がネーミングライツを取得している。
建物のデザインはエントランスロビーを含め石を積み上げたような意匠で統一されていてモダン。
外壁は緑地化されている。

イベントホールはフラットなフロアで各種催物に対応できる。
舞台面は仮設で上げることもできる。
客席奥の壁はガラス製でエントランスロビーから解放することも、また中が見えるようにすることも可能。クローズにしたいときはスクリーンカーテンを下ろして遮光する。
ただ、壁面が石のためか一次反射がきつく、耳が痛い。
満席になると響きはデッドになるのでクラシックのコンサートは要注意。





若手の舞台スタッフさんはよく気が回る方で物腰も柔らかく素晴らしい方でした。
アメリカ製のバナナ型ドアストッパーで話が盛り上がった。






福知山厚生会館

2022-09-23 | 近畿
1962年12月1日開館、2階席1002席。
2011年11月に大規模改修。

コンサート等で使用される側面の反響板が観音開きで収納されているという特徴を持つホール。大規模改修時に設置されたそうです。
裏に搬入口はあるのですが、途中で土地を手放したのか現在は民間の月極駐車場になっており使用不可。
荷物の搬入は正面玄関から客席を通っての搬出入でなかなかのホネでした。
床はタイルカーペットで敷き詰められ楽屋の水回りもキレイになっており開館60年でまだまだ利用できそうですが、今年建替えの会議が発足したそうです。










シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢

2021-05-16 | 近畿
シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢(伊勢市観光文化会館)
駅ロータリー前の好立地に1971年開館、ワンスロープ1300席。
2001年に全面改装工事を行なう。
これくらいの世代のホールは利用者目線の設計が不足していることがあり、もうちょっとここがこうだと使いやすいのにということが多々ある。







三重県総合文化センター

2021-05-14 | 近畿
三重県総合文化センター。
1994年開館。
県庁所在地の津市にあり生涯学習センター、男女共同参画センター、三重県立図書館、放送大学学習センターなど、代々木オリンピックセンターのような複合文化施設になっている。
大ホール:収容人数1903席
中ホール:収容人数900席
多目的ホール:収容人数最大300席
小ホール:収容人数300席

今回は中ホール。貝の形をモチーフにした天井を持つ半円状の客席で2階席は細かいブロックに分かれ高級感がある。舞台は回り舞台、下手側に舞台がスライドする機構も付いている。